イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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20170421:自分はゆっくり、対局はあっさり、なのです!
2017年04月21日 (金) | 編集 |
4月21日。



金曜日である。



今日は当初の予定通り、朝から自宅でゆったりと翻訳の校正をして過ごす。
今週はともかく忙しく、他の日は校正作業がほとんどできていなかったので、今日はそれを少しでもカバーすべく、それなりに力を入れて作業した。とりあえず2章分できたので、まずまず、といったところだろうか。


一方(何が一方なのかよく分からないが,気にしない)、校正をしながらかけていたニコ生の名人戦は、佐藤名人が72手で勝利し、これで1勝1敗のタイになった。前回の対局(つまり、第1局と言うことだが)は、同じような短手数の将棋で、勝敗は逆だったわけだが,全体に佐藤名人の不出来な将棋という印象だった。今日はそれとは一転、佐藤名人の強さを感じさせる一局だった。稲葉挑戦者が局後のインタビューで、「横歩を取ったのがまずかったかも」と述懐していたように、序盤で少し損をして、そのまま徐々に差を広げられていった印象だ。ちょうど先日行われた電王戦で、佐藤名人が歩得する代わりに手損をして、結局完敗する、というシーンがあったのだが、今度は佐藤名人の側が手得を生かして圧勝した、という感じ。早速ポナンザとの対戦が生きた、と考えるのはやり過ぎだろうが、関連性を感じてしまうような圧倒的な勝利だった。スコアとしても、これで1勝1敗、しかもどちらも勝つときは圧勝ということで、形の上では全くの五分。5月に行われる第3局以降にうまくファンの関心をつないだ、という格好だ。


それにしても、前回同様短手数、それも短時間で決着がついたことに、若干の寂しさを感じずにはおれない。これは統計的なデータ(というほど大げさではないが)にも現れているそうだが、プロ棋士の対局の手数が、近年短くなっているらしい。正確な数字は分からないが,数年前と比べて10手以上、平均手数が短くなっているようなのだ。私も棋譜並べをするために棋譜をいろいろなところから集めてくることがあるが、どう考えても昔の棋譜の方が手数が長い。普通の対局でも130手くらいはあるし、長いものだと200手近かったり、それを越える物も珍しくない。一方、最近は100手前後の物が目立つ。並べる方からすると,これぐらいの方が簡単で良いのだが、その反面スピード重視、効率重視になっているような気がしないでもない。それだけ将棋の本質に近づいているからそれで良いのだ、という考え方もあるかも知れないが、聞いた話では(これまたソースが開発者の誰かのツイッターだったような気がするので,明確ではないが)、コンピューター同士の対局の手数は逆に年々「増えている」らしい。これはいわゆるコンピューター特有の水平線効果、つまり負けていると分かっている対局の負けを先延ばしにする、という行為が絡んでいるのかも知れないが、水辺成功かと呼ばれる物は,大昔から存在したわけで、それだけが原因で手数が増えているとは考えにくい。となると、どうも人間が軽視しているような粘りの手筋がまだまだあるように思えるのだが。。。実際、コンピューターの対局を見てみると、ちょっと信じられないような場所に駒を打って受けてくるケースが見られる。そしていざそれをやられると、変だ変だと思っても,案外簡単にはとがめることができなかったりする。コンピューターを将棋の学習に利用する、というと、とかく人間の盲点を突くような「攻め」に意識が向きがちだが、逆に相手の攻撃をはじき返すような「粘り」に関しても、学べるところが大きいように思えるのだが(特に人間の対戦相手であれば、粘っているうちにミスして逆転する,というケースも十分ありえるのだから)。
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