イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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20170322:サードが不足しているのです!
2017年03月22日 (水) | 編集 |
3月22日。


水曜日である。


今日はWBCの試合があったので、朝からまずはそれの鑑賞。結果は後述の通り。

それが終わったあたりから例の校正作業を開始。あわせて学会関係の仕事を平行してやりつつ、学生からの質問メールに答える。
昨日に続いて基本的には家の中でゆっくりと過ごしたわけだが、水面下ではそれなりに忙しかった。

それにしても、我ながら集中力がない。もう少し集中してやればもっといろいろな仕事が短時間で終わりそうなのだが、、、


さて、今日はWBCと日本代表の話を少し。

すでに広く知られていることではあるが、日本時間の本日3月22日、野球の日本代表こと侍ジャパンは準決勝をアメリカ代表と戦い、2ー1という1点差で惜敗した。試合結果は極めて残念なものである。だが、当初は史上最低レベルの日本代表と揶揄されていたように(もちろん面と向かってそのように言う人間はいなかっただろうが、強化試合の内容や、小久保監督のスカのような采配を見て、嫌気がさしていたファンは少なくなかった)、もともとそれほど高い期待がかけられていなかったことを思えば、とりあえず準決勝まで進めたことはよかったというべきであろう。試合後に監督も述べていたように、選手は精一杯やったと言っても良いだろう(精一杯でこの程度、ということは言ってはいけない。実際、今日の試合もよーく見ていれば分かることだが、勝てそうになかったのだ。点数の上では1点差、それも、投手陣はよく頑張ったように見えるし、実際頑張ったのだが、相手より1点多く取れるビジョンが見えなかった)。


しかしながら、当然次に向けての大きな問題点も散見された。もちろん、一つではなく、たくさんある。だが、とりあえず試合の勝敗に直結した、あのプレーに絡めて、課題の一つについて考えてみたいと思う。言わずと知れた、サードの問題である。


この試合、前述のように2ー1という1点差の試合になったわけだが、その1点、決勝点は、サード松田のエラーによって生まれた。満塁のピンチで、前進守備をしいているところにゴロが転がったものの、松田はそれをファンブルしてホームへ送球することができなかったのである。典型的な、それも程度の低いエラーである。サードからホームへと向かうランナーが目に入ったのではないか、などという声もあったが、そんな出来事は日常茶飯事であり、それでエラーをするようではプロのサード失格であろう。

とはいえ、私個人はこのエラーを必要以上に責めるつもりはない。当然もっとしっかり守ってほしいという思いはあるが、野球をやる以上、エラーは付き物であり、プロのサードがエラーしてしまったのだから、これはどうしようもないとも言える。ほかの選手なら捕れたた、などとは、誰も言えないだろう。何しろ今大会、日本代表の選手でサードを本職にしている人間は松田だけであり、その彼がエラーをおかしたのだ。北京オリンピックで慣れないレフトを守らされたGG佐藤がまずい首尾を繰り返したのとは事情が異なる。


だが、それはそれとしても、サード本職の選手がサードの守備で大きなミスをした、という視点で物事を見たときに、今の日本プロ野球界が抱える大きな課題が見えてくる。先ほども述べたように、このチームでサードを本職にする選手は松田だけである。ほかにサードを守れる選手は、例えば広島の田中や、ヤクルトの山田など、当然ながら存在しているが、彼らは実際のシーズンではさほどサードを守ることはなく、その意味で先ほどのGG佐藤のレフトと同じようなものである。だから、実質的にはサードとしては松田がしっかりせねばならなかった。だが、これが大きな問題なのだが、プロ野球十二球団を見渡した場合に、ほかにサードを守れる有力選手がいるかというと、これがいないのである。例えば昨年日本一になった日本ハムの場合、サードはレアードという選手が守っており、名前を見ても明らかなように、さすがに日本代表に召集できる選手ではない(彼は確かメキシコかどこかの代表だったはずである)。西武のおかわりくんこと中村はありえるかもしれないが、彼もサードなのかファーストなのかよく分からないし、そもそも松田よりうまいかといわれると疑問符がつく。ほかには巨人の村田、阪神の鳥谷らの名前が上がると思うが、総じて年齢が高い。そう、こうやって見ていくとわかるように、日本代表のサードを張れるような選手が、今の日本プロ野球にはほぼ存在していないのだ。


これは非常に大きな問題である。近年、山田や菊池のように、セカンドを守りながら、打撃でもかなり貢献度の高い選手が目につくようになってきた。一方で、かつての長嶋茂雄がそうであったような、四番サードを任せられるような日本人選手というのが、ほとんどいなくなってきているのである。松田はその中で、唯一と言ってよい存在だったからこそ日本代表に選ばれたわけだが、逆に言えば、彼以外に選びようがなかったのである。


今後、日本が野球の国際大会で今より良い成績を収めるためには、チーム全体の力を上げるしかない。そしてチーム全体の力を、となった場合、明らかに今、不足しているのがサードの人材なのである。仮にこのまま東京五輪の年を向かえたとした場合、菊池や山田は年齢的にも十分戦力になるだろうし、筒香や中田も大丈夫だろう。が、サードはどうだろう?さすがに次も松田というわけにはいくまい。だが、じゃあほかに誰がやるかというと、パッと名前が出てこない、そういう状態なのだ。


日本代表クラスの力量を持ったサードを育成する、この点に注目しながら、今シーズンは各チームの戦いぶりを見ていきたい。果たして、また外国人に頼るのであろうか?外国人選手は基本的に大柄のため、基本的にファースト、サードの選手が多くなる。そして、サードで十分な打撃力を持った日本人が少ないとなると、おのずとサードは外国人で、ということになり、ますます育成は進まなくなる。そのような悪い循環を立つためにも、誰か有力選手に出てきてもらいたいのだが、私の知る限り、そのような選手はまだ出てきていない。本当は広島の堂上、中日の高橋周平あたりがその立場になっていないといけなかったのだが、、、
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