イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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20170309:翻訳は辛いよ、なのです!
2017年03月09日 (木) | 編集 |
3月9日。


木曜日である。


今日は朝から将棋の順位戦B級1組の放送を流しつつ、例の師匠の翻訳の校正に本腰を入れる。
具体的には、とりあえず翻訳は一通り読めたので、今日から1日1章を目安に、原文と照らし合わせる形でチェックするのだ。これが、想像していた以上に大変だということを思い知らされる。そりゃそうだろう、細かい英語のニュアンスやら行間に潜む意味やら、ついでにややこしい文化事情などをチェックしつつ、それがうまく日本語文に反映されているかを確認せねばならないのだから。言ってみれば超精読を行うということで、これが日本語だと各章で30ページ位はあるのだから、相当なものである。ちゃんと期日までにできるか心配になってきた。他のこともやりながら、となると、けっこう大変である。とはいえ、引き受けた以上はしっかりとこなさねば。


それにしても、翻訳という仕事は本当に難しいものだなと思わされる。これは以前に師匠がこぼしていたことではあるが、例えばお気に入りの作家がいたとして、その作家の作品を読むのは楽しいが、その作家の作品を翻訳するとなると、そうはいかない。なぜなら、その作家が書いたものを翻訳するということは、その作家が書いた「すべての文章」を翻訳するということであり、すべての文章が活き活きとしていて、かつ名文という作家などは存在しないからである。別の表現を用いるならば、作家である以上、当然あらゆる文章にこだわるべきであろうが、現実的には一つの作品の中には名文もあれば悪文もある。そのため、研究する、あるいは楽しむだけなら、その名文のみをピックアップすればよいわけだが、こと翻訳するとなると、そのすべてを対象とする必要があるので、好きなものでも悪文と格闘するというのは、決して楽しいことではないのである。


ただ、今回改めてこの作品を精読していると、なかなかどうして、最高傑作と言われるのもわかるような気がしてきた。私はこれまでこの作品についてはそこまで面白いとは思っていなかったのだが(最高傑作が必ずしも面白いとは限らないのである)、読み込んでいくと、いろいろな意味でかなり良く出来ているということが実感させられた(まだ今日は1章しかできていないにもかかわらず、である)。願わくば、この作業を通じて良いインスピレーションを得て、良い論文執筆なり、新しいアイディアに繋げたいところだ。
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