イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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双子ちゃんだったのだー!
2012年06月01日 (金) | 編集 |
思いがけぬミスの話を書く。


4月から担当しているある授業のことだ。

いつも似たような場所に座っている学生が二人いた。
仮に、AとBとしておこう(安直だな)。


さて、2週間ほど前の事である。

授業中、私はAという学生を当てて、彼は普通に質問に答えた。
このとき、私は名簿に彼の解答が正しかった旨をチェックするため、下を向いていた。
そのため、彼の顔を見ていない。これが後々、大きく響いてくるのだが、この時点では知るよしもない話である。

さて、その後、今度はBの学生の出番が回ってきた。

Bくん、どうですか、と問いかける。
彼の解答。



「わかりませ~ん」


どうも最近の学生は、簡単に「分かりません」と言ってしまう傾向にある。
いや、最近の、などと言ってしまったが、これは昔から多く見られた事かもしれない。ともかく、「間違っても良いから、答えを探す努力をする」のではなく、「あっさり諦める」方が先に来てしまうのだ。これはこちらとしては相当困ってしまう。S先生はかつて「分からない」と言ったある学生に、「分かろうとは思わなかったんですか?」と追求したことがあったが、(注:ちなみにCD作品の翻訳で有名なKS先生は、学生が同様の返事をした場合、「分からない?」と言い、五分一〇分の沈黙があり、再度、「分からないかなあ?」と一人ごつたらしい。これは相当怖い!KS先生の沈黙は恐ろしい、とはよく言ったモノである。あれほど愉快な翻訳を生み出す方とは思えないが、その厳しさが、あれだけの仕事につながったとも言えるだろう)。

おっと、話がだいぶ脇道にそれてしまった。
取り上げたいのは、この「分からない」とあまりに簡単に答えすぎる学生の問題について、ではないのだ。
私が述べたいのは、


「分からない、と応えた学生Bが、私の記憶では、学生Aである」



という不可思議な事実である。

私のメモによれば、学生Aの特徴は、今学生Bを指名した際に返答した人物(自称学生B)と全く同じなのである。ついでに言うならば、この学生Aと学生Bは、この記事のタイトルで示唆されるような「双子ちゃん」ではなく、それどころか全く似ても似つかないコンビである。事実、私の名簿の学生B欄には、Aとは全く異なる特徴が記されていた。

これは、どう考えてもおかしい。


ここで私は気がついた。私が学生Bと思っている学生は、返事をした自称学生Bのとなりで、眠っているのである。
さては、授業中寝ている友人に、助け船を出したのではなかろうか?

これまで数年、あちこちの大学で授業を行っているが、このような経験は未だかつてなかった。
本来ならばとっちめたいところだったのだが、こちらの誤解、という可能性もあったので、この段階では手の打ちようがなかった。とりあえずこの出来事を克明にメモし(私が克明に、というのだから、かなり細かいものである)、今後の参考とすることとした。


ここまでが、2週間前。


さて、本日の授業である。
例の学生A,Bはいつものように出席している。
しょっぱな、いきなり学生Aの出番となった。当然、学生Aを指名する。

っと、ここで妙なことが起こった。
なんと私の問いかけに対し、私が学生Aだと思っている学生の、隣から声がしてきたのである。

なんじゃこりゃー、と考える暇はあまりない。

続いて学生Bを指名する。すると、どうしたことか、私が学生Aだと思っている学生が、見事に挙手を行い、解答したではないか!


その後のやりとりなどを経て、ようやく真実にたどり着いた。



「私が学生Aだと思っていたのは実は学生Bであり、私が学生Bと思っていた学生こそが、学生Aだったのだ!」



元々学生の顔を覚えるのが遅いタイプだったのだが、今年はとりわけなかなか覚えられない。
これは、教室の広さが一つの要因なのだが(あと、今年の女子学生はこれまでの学生以上に髪型や体格が似通っている、というのもある)、言い訳ばかりしているわけにはいくまい。このような問題が起こってしまった以上、もう少し気合いを入れて、学生の顔と名前を一致させなくては!!
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2012/06/02(土) 04:19:11 | まとめwoネタ速neo
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