イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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たまには「誰得!?」な話を
2012年03月03日 (土) | 編集 |
この週末は珍しく家族でプチ旅行に出かけるので、更新日の3日はさすがに出先から文章を打ち込んであれこれする暇はないものと思われる(とはいえ、現在のところ、やっぱりポメラか何かは持って行く予定)。というわけで、この文章は事前に2日に入力している。

さて、2本の論文と海外とのメールのやりとりに疲れてきた今日この頃、何かブログ記事を書けそうなネタはないかいな、と思いながらネットを見ていると、ちょうど私にぴったりの話題があがっていた。そう、毎年この時期に少しだけ話題に上る、声優界のアカデミー賞こと、



声優アワード



である。
なお、以前も言ったかもしれないが、私はこの名称が気に入らない。
何が気に入らないかと言えば、アワードという、日本人丸出しのカタカナ表記!
アワードなんて言ったところで、海外では全く理解してもらえない。せめてカタカナで書くならアウォードだろう。
こう思い続けて数年、まあ全く変わる気配はないので、言っても仕方ない。が、ラジオやレディーなど、発音としておかしい面はあれど、時を経て定着してしまったものはもうその歴史に敬意を表してそのままで良いと思うが、何もまだ定着していないものまで、和製英語化する必要はあるまいに、と思ってしまう。まあ職業病の一種かもしれない、と思いつつ。

話の腰を折ってしまったが、ともかく今年の声優アワードがこのたび、発表された。
とりあえず先に、そちらの受賞者の方をずらずらっと引用してみる。


[主演男優賞]平田 広明 
所属:劇団昴
[主演女優賞]悠木 碧 
所属:有限会社 プロ・フィット
[最多得票賞]神谷 浩史 
[助演男優賞]木村 良平/宮野 真守 
所属:株式会社 劇団ひまわり/所属:株式会社 劇団ひまわり
[助演女優賞]加藤 英美里
所属:株式会社 81プロデュース
[新人男優賞]江口 拓也/松岡 禎丞
所属:株式会社 81プロデュース/所属:株式会社 アイムエンタープライズ
[新人女優賞]茅野 愛衣/三上 枝織
所属:有限会社 プロ・フィット/所属:株式会社 青二プロダクション
[歌唱賞]ST☆RISH(寺島 拓篤/鈴村 健一/谷山 紀章/宮野 真守/諏訪部 順一/下野 紘)
所属:株式会社 アクセルワン/所属:株式会社 アーツビジョン/所属:株式会社 賢プロダクション/所属:株式会社 劇団ひまわり/所属:東京俳優生活協同組合/所属:株式会社 アイムエンタープライズ
[パーソナリティ賞]井口 裕香
所属:株式会社 大沢事務所
[声優アワード特別賞]絵本読み聞かせキャラバン隊/川上 とも子
[海外ファン賞]櫻井 孝宏
[特別功労賞]小林 修/滝口 順平/渡部 猛
[功労賞]麻生 美代子/肝付 兼太
[シナジー賞]「イナズマイレブン」シリーズ(竹内 順子/寺崎 裕香)
[富山敬賞]堀内 賢雄
[高橋和枝賞]戸田 恵子
[キッズ・ファミリー賞]大谷 育江





とりあえずこの表を見た読者の皆様は、

(1)駄目だ、一人も名前がわからないや
→典型的な一般人ですね。
(2)うーん、後半に名前知ってる人がいるかなあ。
→昔ドラえもんとか見てた口ですね。立派な一般人。
(3)うーん、前半はみんな知ってるなあ。
→立派な腐、あー、じゃなかった、ええ、ともかく凄いですね。
(4)8割くらい知ってるかな。
→一緒に良い酒が飲めそうです。
(5)みんな知ってます。
→感服いたしました。
(6)まゆゆー!
→見るところを間違っとる!


まあだいたい、このように大別されると思う。

実は2月の半ばに、今年はどうなるか、母と予想を立てていた(なんといっても、私がいわゆる「中の人」について詳しくなる道筋を作ったのは間違いなく母である)。その際、

「今年は主演が読みにくいねえ」

という話をしていたのを思い出す。
主演が読みにくい、というのはどういうことか?
基本的に主演男優、主演女優というのは、まあどこの世界でもそうだと思うが、役者の演技力以上に、その作品の知名度がモノを言う。全く人気知名度のない作品で、どれだけ好演したとしても、それはその役者の演技力への評価こそ上がれども、賞の受賞にはつながらないのだ(もちろん、それが悪いというのではなく、賞とはそういうものだろう、と思うだけである)。しかし、じゃあ去年は何があったか、と考えると、私には(私と母には)特に思いつかなかったのだ。


「キラータイトルのガンダムもないし(始まったが予想通り不人気)、けいおんは去年のアニメではない。特に男優が読めないな、ただ、過去の傾向から言って、新人賞か助演賞を取った人が次の年に主演賞を取る、というパターンがかなり多いから、主演女優は花澤さん(花澤香菜)じゃないか?」


我々の予想が大きく外れたのは、上の表を見ればわかるだろう。まず予想の中であげた主演女優賞だが、大きく外れ、子供先生こと(?)悠木碧さんが一気に受賞した。一気に、というのは、年齢的にもまだ20歳あたりという若さに加えて、過去にアワードを受賞したことがなく、先ほど予想の中であげた、「過去に助演か新人賞を受賞した人が主演賞を取ることが多い」という傾向を完全に打ち破っているため、一気に取った、という印象が強かったのだ。いやはや、こうなってしまうと、こちらとしては予想もへったくれもない。とはいえ、なぜ彼女が取ったのかな、と思って調べてみると、一発で理由はわかった。一部で社会現象にもなった(らしい)「魔法少女まどかマギカ」のヒロインの声を担当していたからである。私はこちらのアニメについては全くわからないのだが、同僚のU君曰く、ほのぼのした絵柄にだまされる人間が続出した相当レベルの鬱アニメらしく、私の世代の感覚で言えば、エヴァンゲリオンに肩を並べるような作品だったらしい。なるほど、私が知らないだけで、そのような作品があったのならば、これはもう、一発で賞を取るのも理解できる、というものだ。

一方、予想がむずかしい、と話していた主演男優は平田さんが受賞した。私の平田さんの印象は、最遊記の沙悟浄に始まり、FF12のヴァルフレア、ワンピースのサンジなど、どちらかというとサブキャラとしての印象が強かったので、主演はノーマークだった。とはいえ、こちらも人気がある(らしい)「Tiger & Bunny」の主役を担当していたと言うことで、なるほど、人気作の「主演」をやっていたのならば、能力的には受賞しても全くおかしくない人選である。
実を言うと、どうしても地味、という印象がぬぐえず、主演賞を受賞するとは、という驚きも少なくない。しかしながら、これは逆に言えば、声優個人の人気よりも(註:平田さんの人気がない、といっているわけではない。要は、熱狂的なファンの支持を集める男性声優がほかにいて、実際近年の受賞傾向として、そういう人たちが受賞することが多かったことを受けての発言である)、その作品における役柄のフィット感や、実力がより反映されるようになった、ということであり、声優アワードそのものの価値を考えた場合、非常に良いことと言えるだろう。

実際、今回のアワードでは、これまでにないことがたくさん起こった。上にあげた二例はそのうちの大きなモノだが、もう一つ、近視読者としては是非とも指摘しておきたいことがある。それは、パーソナリティー賞を、井口裕香さんが受賞している、ということだ。彼女は某生放送のラジオ番組で相当のがんばりを見せており、この受賞自体はすばらしいことだと思う。が、個人的にそれ以上に大きいのが(と言うと申し訳ないが)、彼女が「大沢事務所」所属だと言うことだ。

過去のアワード受賞傾向を分析していた私は、あることに気づいていた(もちろん、ネットを検索すればすぐわかることだが、気づいていたのは私だけではない)。それは、特定の事務所の受賞者が多いと言うこと、そして同時に、「特定の事務所から受賞者が全く出ていない」、ということである。今回の受賞者を見てもわかるように、受賞者が同じ事務所に集中する、という傾向は見られる。もちろん、有力な事務所ほど人材は豊富なので、重なるところもあると思うが、あまりこれが多すぎると、裏でいろいろある、という話になってしまうのは避けられまい。それが真実であろうとなかろうと、いらぬ噂が立つことは、最終的に賞の価値を下げることにつながりかねない。そのような懸念を感じていた近視読者にとって、大沢事務所所属の井口裕香さんの受賞は、今後に希望を持たせるものだった。というのも、ここまで言えばあらかた想像がつくと思うが、私の記憶では、大沢事務所からアワードを受賞した人はこれまで誰もおらず、これが、主演はまだしも助演賞などを獲得しても全くおかしくない人材が無数にいるにもかかわらず、ゼロ人だったことから、ネット上では、事務所がすべて断っているとか、大人の事情でアワードとは完全に縁を切っているとか、色々な噂が流れていた。当たり前だが、本当に呼ぶべき歌手の出てこない紅白歌合戦と同じく、受賞してしかるべき人がいても、裏の事情で受賞しない、というようなことになると、賞の意味が全くない。このような裏事情が行き過ぎてしまったのか、昨年はついに、主演男優賞が該当者なし、という、普通に考えるとあり得ない展開にまでなってしまった。私も、このままではまずいのではないか、と全くの他人事ながら危惧していた。

そのような状況で、これまで受賞者を全く出さなかった大沢事務所から受賞者が選ばれた、というのは、ほかの変化と相まって、なにやらこの賞が健全な方向へ向かっていくことの萌芽である、と私には思えてならない。この期待が来年のアワードの際に、裏切られないことを切に願うばかりである。
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コメント
この記事へのコメント
声優アワード
主演女優賞、悠木碧さん、でしたか。
良かったです。あの声、結構好きでしたから。という、かなりのマイナなコメントを残しておきます*smile*
2012/03/08(木) 03:42:22 | URL | nimu #Ybw1CIdM[ 編集]
Re: nimuさん
おっと、子供先生こと悠木さんをご存じでしたか。なるほど!
かくいう僕自身は、「GOSICK」のビクトリカをやっているということと、相当若い、ということくらいしか知らないのです。そういえば先日アマゾンを見ていたら、写真集があったような気も(→つまり、かなり人気がある、ということです)。。。

> 主演女優賞、悠木碧さん、でしたか。
> 良かったです。あの声、結構好きでしたから。という、かなりのマイナなコメントを残しておきます*smile*
2012/03/08(木) 06:30:35 | URL | Micawber(ミコーバー) #-[ 編集]
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