イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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こうでなくてはな!
2012年01月29日 (日) | 編集 |
最近、久々に一冊のオーディオブックを聴ききった。

タイトルは、


The House of Silk


直訳すれば、「絹の家」と言ったところだろうか(そのまんまだな)。

おなじみ、シャーロックホームズのパスティーシュ物である。

舞台は、ちょうどホームズが宿敵モリアーティー教授とライヘンバッハの滝から落っこちる(ことになる)1891年の前年のこと。
ホームズとワトソンの元に、一人の依頼人が現れる。絵画のディーラーのその人物は、こんな依頼を持ちかける。アメリカに送った名画が、同じ列車に乗った金を盗むために列車を爆破するという荒っぽい動きに出た強盗一味に台無しにされ、その恨みを晴らすために探偵社を使って強盗団を壊滅に追いやったものの、一人だけ生き残った強盗に命を狙われている。どうか助けてほしい、と。いくつも存在する不自然な点に興味を引かれたものの、その男の描写から脅威を感じなかったホームズは依頼の受諾を保留するものの、その後ディーラーの家に盗みが入るという思わぬ事態に展開したため、やむなく依頼を受ける。おなじみのベイカーストリートの浮浪児たちを用いて犯人とされる男を見つけ出し、彼が暮らすホテルに向かったものの、一足早く、男は殺されていた。しかも、その男を見張っていた浮浪児の一人が行方不明になった末、惨殺死体で発見される。責任感を感じたホームズは、俄然事件の真相をつかもうと奔走するが、手がかりは、彼の姉がおびえながら発した、「あなたたち、House of Silkからやってきたの?」という言葉と、少年の死体の腕に巻かれた、一本の白い絹布のみ。


ざっとまあ、このような話である。
全部で10時間以上もあり、相当聞き応えのある代物だったが、ともかく先が気になって仕方なかったので、オーディオブックを聴くゆとりのある、通勤中と就寝前が楽しみで仕方なかった。
なかなかよい兆候である。

オーディオブックの場合、作品が良くとも、役者がスカだと大外れ、ということが少なくない。
その点、この作品が良かったのは、名優デレク・ジャコビが担当していたということだ。
彼の演じるワトソンは「非凡な凡人」ワトソンをきわめて巧みに表現しているし、そんな彼を少し高見から見つめるホームズの口調も非常に良い。ともかく、言葉にメリハリがあるため、非常に聞きやすいのだ。良いナレーターの一人、と言えるだろう。

このところ、ミスマープルを中心とした、短めのオーディオブックは聴いていたのだが、ホームズのパスティーシュのような、ある一定以上の長さを持つ作品は聴いておらず、また良い作品も発見できずにいたので、多少退屈気味だった。しかし今回、なかなかのヒットに巡り会えたと言うことで、俄然、二匹目のドジョウを探す気持ちがわいてきた。ちょうど今日29日は、Audible会員向けのクレジット(月会費と引き替えに一冊だけ、どんな値段のオーディオブックでもタダで購入できる権利)が更新される日である。
さて、お眼鏡にかなう作品はあるかな?
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