イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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こういうとき、焦った方が負けなのよね
2011年08月20日 (土) | 編集 |
今日は論文を読んで書くぞ、と思いきや、やろうと思ったことの20パーセント程度のことしかできなかった。戸愚呂ではないのだから、


「20パーセントの力で戦ってやる」


わけにはいかんのだ。とりあえずこういう日もある、と思って、また明日がんばるしかない。


さて、ご承知のように、今日はそんな中、高校野球の決勝戦が行われた。
どうやら論文を書けずとも、決勝戦をスコアブックをつけながら観戦することはできたらしい。

というわけで、本日はそのお話を。

試合は昨日も書いたように、青森代表光星学院対東京代表の日大三高の対戦。
私の予想は、日大三の優勝。
結果は、予想通り、日大三が11-0でシャットアウト勝ちし、見事優勝を飾った。

打線がよいチームが勝つ、と言ってきたので、昨日のタイトルではないが、「すべて余の計画通りに運んで」何よりである。

そんな、結果的に大差のついてしまった今日の試合であるが、序盤はほぼ互角の戦いだった。
では、光星学院からすると、どこでこれが狂ってしまったのだろうか?言うまでもなく、日大三の五番打者高山選手の先制スリーランである。3回裏、2アウトランナーなしからデッドボールとヒットで、2アウト1,3塁のチャンスを作った日大三は、続く五番打者の高山が初球、真ん中のスライダーをたたく。っと、打球はぐんぐん伸びて、バックスクリーンに突き刺さってしまった。この打球を見て、度肝を抜かれたのは私だけではないだろう。現在日本ハムで活躍中の中田翔がばかばかとHRを量産した、あの当時の飛ぶボールは、現在は使われていない。使う道具の変化により、ここのところ、HRの数はめっきり減っていたのだ。それなのに、この打者はライナーでライトスタンドにたたき込むでもなく、ふらふらっと打ち上げて風に乗せてレフトのポールをまくでもなく、ただ、ライナー性のフライでセンターバックスクリーンという、球場の中でも一番深い位置にたたき込んだのだ。それも、ギリギリではなく、遙か手前でセンターが諦めるような位置に。ピッチャーと、守る光星学院が、この打球に圧倒されたのは言うまでもなかろう。しかも、ソロではなくスリーラン、一気に3点である。物理的な意味でも、精神的な意味でも、一気に日大三が優位に立った瞬間である。

だがそれでも、6回を終えて、4点差である。甲子園に魔物が住む、という言い伝えに従うならば、十分にまだ可能性のある点差だ。しかし、7回に一気に5失点し、日大三の勝利がほぼ確定する。なぜ、一気に崩れてしまったのか?

実は、結果として0点に抑えた前のイニングから、その兆候はあった。秋田投手が、見るからに制球を乱すようになったのだ。スコアブックを見ると、よくわかる。それまでの5回で、彼がストライクカウントは別として、ボール3にしてしまったのは、ただの1度だった(ちなみにデッドボールこそあれ、フォアボールはない)。ところが、6回、彼は二人の打者に対してカウント3-2のフルカウントにしてしまい、8番のピッチャー吉永選手にはフォアボールを与えてしまったのだ。これを見たNHKの解説者は、「やはり疲労で体のバランスがおかしくなって、制球が乱れています」と知ったようなことを言っていたが、私に言わせればどこを見ているのだ、という感じである。なるほど、確かに疲れはあるに違いない。そしてその疲れが、彼の感覚を狂わせている、それも間違いはないだろう。だが、もっと明白な、目に見える形で、実はこの回に彼はおかしくなっていたのだ。


今、彼がおかしくなった、と書いた。だが、これは正確ではない。本当におかしくなったのは、彼よりもむしろ、女房役たるキャッチャー、松本選手である

まず、簡単にピッチャーとキャッチャーのルティーンをまとめてみよう。

1.ピッチャーが投げる。
2.キャッチャーが受け取る。
3.審判がストライク、ボールの判定をする。
4.キャッチャーが立ち上がって(あるいは座ったまま)ボールを投げ返す。
5.次の球を投げる準備に入る。

これがバッテリーの一連の動作である。
では、このことを念頭に置いた上で、もしビデオなどでもう一度映像が見られるならば、この回の映像を見直してほしい。あることに気がつくはずだ。

あること、それは、このイニング、特に2アウト以降(ここでカウントを悪くしたり、フォアボールを出したりするのだが)、3番の審判の判定を待つよりも早く、キャッチャーが4番の動作に入ってしまうのだ。これは審判に対しては失礼以外の何者でもなく、当然、十分な判定を下してもらうことはできなくなるのは必然である。素人目に見ても、ミットを動かして送球動作に入るのが早すぎる。

なぜそんなことをしてしまうのか?もちろん、嫌がらせではない。
結局のところ、ピッチャー以上にキャッチャーが、早くストライク、早くアウトがほしいのだ。キャッチャーは間近で、恐ろしい日大三の打者たちのバッティングを見ている。これはちょっとモノが違う、というのは誰よりもわかったはずである。そのため、ともかく一つのストライク、アウトを取って、安心したい。当然、次、次、といきたがり、このようなことになってしまったのだ。


本来ならば、投げ急ぐピッチャーをなだめすかしてじっくり勝負させるのが、キャッチャーの仕事である。しかし、このイニングから、光星学院は、ピッチャーもキャッチャーも焦りだしてしまった。もはや、彼らを止めてくれる者は誰もいない(正確にはいるのだが)。かくて、7回の大量失点へとつながったのである。7回も、早いカウントで打たれまくっており、彼らの焦りが強く伺える。日大三はこの回に5点とったが、このイニングの3アウトを取るまでに光星学院が費やした球数は、たったの20球に過ぎないのだ。いかに守る彼らが早くアウトを取りたがっていたか、よくわかるというものだろう。


やはり焦りは禁物なのだ。


私も、今日論文を読めていないから、と焦らずに、明日からしっかりとがんばろう。
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