イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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おしくないっ!
2011年05月24日 (火) | 編集 |
ふー、長い一日が終わった。

いや、別にいつもと比べて長いわけではない。
ただ、週末が学会で、まあ言ってみれば仕事だったので疲労が溜まっており、遅番の火曜日が長く感じただけのことである。
今週は明日で折り返し。何とか乗り切らなくては!

そういえば同僚のOさんが、明日有給を使うそうな。私も積極的に活用して、休みながら頑張るとしよう(笑、まだ使ったことないので、忙しい来月はじめに実践してみよう。)


さて、今日は主に明日行うTOEICの講習の準備、及び、明日から始まる、

「超」初級英会話講座

の準備に明け暮れた。
前者は二回目、後者は上記の通り明日が初回なので、準備にもそれなりに時間がかかる。
まあこんなもんだろう、というところで切り上げておいたが、果たしてうまくいくだろうか。

そんな中、腹が立ったのは英会話の教材である。
今回私が利用するのは、まあタイトルに「超」という文字が付いていることか等もわかるように、英語をやり直す人向けの、優しい教材である。もっとも、簡単なだけではない。いわゆるネイティブスピーカーが子供の時に覚えるとされる表現を100個ピックアップしたテキストで、その例文をマスターすれば会話力があがる、と銘打たれた、人気のテキストである。難しくなく、かつ、「ネイティブの使う表現を覚えて会話したい」、という、初学者に「ありがちな」欲求に応えるための選択である。

先日手元に届いてから、時折見ているのだが、シンプルな作りでテキストの構造自体は悪くない。
面白い表現も乗っているし、せっかくだからこれを使って超初級英会話を教えながら、私もついでに練習しよう、と思っている。

ところがである、今日準備をしていて、困った問題に直面した。
このテキスト、音声にちょいと問題を抱えているのだ。

このテキストはこの手の教材としては当たり前のことだが、CD付きで、

「私、アメリカ人です」

という(うっとうしい)アメリカ英語でしゃべってくださるわけだ。

そんな中、テキストで、


「おしいっ!」


という表現が出てきた。当然、英語で「おしいっ!」は、


Almost!


であるが、これをこともあろうにCDは、


「オ~モゥスト」


と読みはったのである。

いや、正確にはこのカタカナも状況をよく伝え切れていないかもしれない。もっと正確に言うならば、


「おーもすと」


という感じで発音したのだ。

正直、くどくどとカタカナやらひらがなを使って音声を表現しようとしてもむなしさを感じてきたので、さらにわかりやすく言うならば、almostの冒頭部分に発音のストレスを置くのではなく、後半より、いや、ほとんど平板といっても良いような読み方をしたのである。


私はこれまで授業等でも口を酸っぱくして言っていることがいくつかあるのだが、その中に、

「アクセントの位置(正確にはストレスと言うが)には気を使いなさい」

というのがある。
おそらく英語を勉強した人間なら誰でも、「この単語のアクセントの位置はここですよ」といわれて、特にその重要性を考えずに、ただそういうものだと思いながら勉強してきたことと思う。

実はこのアクセント、かなり重要で、これを間違うと、場合によっては言葉が通じない可能性すらあるのだ。

一例を挙げよう。私がかつて、マイケル(ジャクソンじゃないよ)としゃべっていたときのことである。私は、surpass(さーぱす)という言葉を使った。ところが、何度言ってもマイケルは理解してくれない。仕方ないので私は、overcomeと言い換えた。するとマイケルは一言、


「Oh, surpass!」


あ、これでは全くわからないので、またカタカナを使って説明すると、


「オゥ、サーパッス!」


断っておくが、パッスと発音するのが正しいのではない。そうではなくて、ここで私が表現したいのは、どこの音を強調するべきか、どこにアクセントがあるのか、という問題だ。surpassという単語のアクセントの位置は、前ではなく後ろ、passの上である。従って、発音するときは私が行ったような前より、平板な発音ではなく、マイケルがしたような、後ろに力を込めて発音しなくてはならない。これを怠ると、日本人なら理解してくれても、マイケルのようなネイティブは理解してくれない可能性があるのである。日本人が理解しても、外国人が理解しない発音など、意味ないじゃん。

この経験以降、私はアクセントの位置の重要性を常々強調してきた。

なのに、それを教えるべきテキストが、


「おーもすと」


である。そう、前にアクセントを置くべきところが、どこにアクセントがあるのか全くわからない状態になっていたのである。

念のために付記しておくが、almostという単語のアクセントは、基本的には前だが、後ろに置く場合もある。ただし、大切なことなので二度言うが、「基本的には前」なのである。実際、私は向こうのドラマなど、色々聞いてきたが、「惜しい!」と言う場合に平板な発音をしたり、後ろにアクセントを置いたりしている例には、ついぞお目にかからなかった。会話という相手とのコミュニケーションをとるための手段を勉強するためのテキストならば、一番基本の発音を載せるべきではないのか?面白いことに、このテキストでもそれ以降の用例は、すべてアクセントが前よりになっていた。つまり、そういうもの(そういう言葉)なのである。なぜよりにもよって、肝心要のその単語の発音をそういう形にしてしまったのか、私にはよくわからない。

ただ一つ言えるのは、これを機に私の件のテキストに対する評価が「がくっ」と下がったということである。

「ダイの大冒険」第13巻にて、ザボエラとともに闇討ちを仕掛けてきたハドラーに対
し、ポップは


「見損なったぜハドラー(長いので以下略)」


と述べているが、まさにそんな感じである。


まあ、なんだかんだで使いますけど。
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