イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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大石の話をおおいにしましょう
2011年03月04日 (金) | 編集 |
今日も終わってみれば(まだ終わってないが)、論文、というか発表原稿に苦しんだ一日であった。

そんな中、ネットで先日の西武の黄金ルーキー大石のオープン戦初登板のピッチングを見ることが出来たので、昨日の斎藤君に続いて、今日は大石くんの話をしたいと思う。

が、まずは先に本日の一言を。

63.What a stroke of luck!(660)4.3

「なんという僥倖!」


銀星号事件において、犯人と間違われるおっさんのセリフ。
もちろん、この後に「生き恥を晒したかいが、あったというもの!」などというセリフは続かないので注意するように。



では、大石くんのお話。

まず簡単に大石投手の説明を。
彼は早稲田大学出身の投手で、昨年のドラフトの際、実に6球団から1位指名を受けた。抽選の結果、最後にくじを引いた西武の渡辺監督が見事くじを引き当て、獲得した逸材である。

大石はどこが凄いのか?
もっとも言われるのは、そのストレートのキレである。大学時代は最速155キロのストレートを武器に、主に押として活躍していた。分かりやすく言うと、先述の斎藤らが残したランナーをホームに返さず、そのまま点差を守ってチームを勝利に導く、という仕事をしていたわけである。

彼の凄さは、大学時代の成績を見れば分かる。彼の場合、先発をしていたわけではないので、斎藤くんのような、通算30勝のような、分かりやすい記録は持っていない。三振や防御率でも、いかんせん先発ほどはイニングを投げていないので、タイトルを取るところまで行っていない。しかし、である。それでも、彼の投球回数と奪三振を見るとき、我々はその凄さを感じる。彼の成績を見て、ため息を付いて欲しい。

投球回数:155回
奪三振:217(奪三振率12.6)

奪三振率とは、9回を投げ切ったとしていくつ三振を取れるか、という数字で、一般的に1イニングに1つ三振が取れれば、三振をよく取れるピッチャーと評価される。彼の場合、数字上は12個以上取れることになり、その能力の高さが伺える。更に、最も状態が良かったとされる2年の秋においては、奪三振率が19.1、つまり、9イニング投げると日本記録だ出せるくらいの三振を取れるピッチャーだったのである。

先発ではないため多少地味なところはあるが、素晴らしい成績を残してプロの世界に飛び込んだ大石。では、彼のオープン戦初登板はどうだったのであろうか?

まず結果から書く。2回を投げて、2安打無失点、というピッチングだった。

ストレートの最速は149キロで、このまっすぐは巨人の3番坂本に対して投じたもの。大学時代、速球で鳴らしただけのことはあるスピードボールである。もっとも、坂本にはこの球をライナーでセンター前へと弾かれてしまった。

たしかに、ストレートにはキレを感じた。特に良かったのがこの日の初球、長野に投じた137キロのストレートである。これで137キロ?と思わされるようなキレを感じた

また、見た目が非常に格好良い。といっても、これは顔のことではなく、フォームのことである。

大石の投球フォームはこうだ。まず、マサカリ投法を思わせるように大きく振りかぶる。そして大きくかつ勢い良くテークバックをとり、その勢いで腕を振って球を投げ込む。テークバックは独特だが、オリックスの平野佳、あるいはMLBのリンスカムという投手を思わせる。どちらも直球で三振の取れるタイプの投手であり、それだけでも、彼が直球に優れたものをもつ投手だと分かる。全体を通してみて、これほどダイナミックなフォームの投手は近年稀有なため、見ていてかなり楽しい。

変化球はカーブ、スライダー、フォークとあるようだ。スライダーは初球として使って坂本を大きく空振りさせていた。直球を意識した打者にはかなり有効な球だろう。カーブは110キロ台の球で、打者のタイミングを外すため、フォークは直球と見せかけて空振りを取るための球のようだが、それほど投げていなかったのでよく分からなかった。投球比率から見て、やはり基本はストレート、ということだろう。このあたりは先述の斎藤投手とは大きく違う気がする。

さて、そんな大石投手であるが、見ていてになった点もある。それは、総じて直球が高い、ということだ。同時に、球のキレもまちまちなように感じた。ストレートのスピードだけで言うならば、私の見る限り、133キロから149キロまであり、数字だけ見てもかなりばらついている。良い球と悪い球に差があるのではないだろうか?

興味深いのは、これはあくまで個人的印象ではあるが、140キロ台の球よりも、130キロ台後半の直球にキレを感じた、ということである(小笠原に高めの139キロを撃たれたが、これは別として)。スピードを出したい、という欲求が入ることで、開きが早くなっているのかも知れない。

全体として、非常に魅力があるが、まだ未完成、という感じだ。

気になるのは、西武が先発として起用する方針だということである。若い投手を大きく伸ばす意味で、まず先発から、というチームの方針は賞賛されてしかるべきだが、果たしてタイプ的にどうだろうか?先ほど類似例として名前を挙げた平野佳寿が昨年、中継ぎに転向して大ブレークしたように、全体の球の印象からすると、長いイニングよりも短いイニングを全力で投げるほうが結果を残しやすい投手だと思うのだが。。。昨年西武がシコースキーの乱調でCSの痛い星を落としたことを考えれば、抑えは補強ポイントと言え、少なからず疑問が残る。
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