イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

通すべきか落とすべきか、それが問題だ
2011年02月09日 (水) | 編集 |
今日は担当授業の試験日だった。
今回の問題は、どうやらそれほど難しくなかったようだ。学生さんも、世の中が終わったような顔をする、ということなく、答案を書いていた。
さて問題は、当落線上にいる学生達の処遇である(主に、前期成績が悪かった人、後期の出席が芳しくない人が問題だ)。
もちろん全てはこの試験で決まるのだが、全て合わせて微妙だった場合、通すべきか落とすべきか、それが問題だ。


40. I am all attention. (560)9.2

「どうぞお話ください」


ヘレンに対するホームズの台詞。
最初に断っておくが、私の訳は明らかな意訳である。というのも、この台詞は直訳するなら、「私は(あなたに)完全に注意を向けています。」という感じになるからだ。が、当たり前だが、これは日本語であって日本語ではない。そんな日本語、聞いたことないからだ。ならば、「聞いてますよ」としても良いようなものだが、どうもしっくりこない。いろいろ考えた末、この台詞は、「私はしっかりと注意して、あなたの話を聞く体勢ができています。」と、相手に聞く準備ができたことを知らせるという意図の台詞だという事に思い至り、そこから上記の訳を導き出したのである。

私の翻訳過程はさておき、この台詞は非常に格好良い。特に、テレビドラマ版のジェレミーブレット演じるホームズがこの台詞を発するとき、そのかっこうよさは頂点に達する。我々が言ってもあまり様にはならないかもしれないが、しかし是非とも使ってみたい台詞である。

たとえば彼女に、

「ねえ、私の話、聞いてるの?」

と問われたとき、

「え?ああ、聞いてる聞いてる。」

などという意味論的には「聞いてない」という意味の、ありふれた言葉を発するのではなく、冷静に、

I am all attention.

と言ってみよう。二人の仲が進展するかもしれない。

ただし、破局しても一切責任はとらないので、使用はあくまで事故責任で。
スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。