イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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寒い教室だと思わんか?
2011年01月21日 (金) | 編集 |
21. There is nothing more deceptive than an obvious fact. (487)

「明らかな事実ほど、人をだますものはないよ。」



今日は今年度最後のS先生の演習の授業。
ということは、私がK大で受ける最後の授業ということになる。2004年に入学以来、数々の授業に出てきたが、最後と思うと多少名残惜しい気もする。とはいえ、その最後の授業に読んだのが、よくわからないNew Historismの論文だったとか、どうなんだろう。。。未だにNew HistorismのどこがNewなのか、よくわからない。私の認識は、

・読みにくい
・専門語の乱発
・あっと驚く論理の飛躍


という3種の神器が揃っている気がするのだが。。。


ちなみにタイトルにあるとおり、この演習授業の行われる研究室は、どういうわけか異常なほど寒い。なんかおかしいんじゃないかと思ってしまうくらい、冷え込むのである。もっとも、幸いなことに今日はエアコンが入っていたので、その寒さに苦しむことはなかったが、しかしああ寒いと勉強どころではないので、何とかして欲しいところである。



では本日の一言へ。
ボスコム谷の事件の概要を聞き、こりゃもう、容疑者の青年はどうしようもなく「黒」だと言うワトソンに対し、それを否定してホームズはこう述べる。なるほど、確かに世の中、簡単すぎるもの、分かりやすすぎるものほど怪しい。ただより高いものはない、という言葉もあるが、見た目こそぜんぜん違うものの、言葉の持つ本質的な意味は同じようなものかもしれない。

なお、この手のnothing more . . . thanという、nothingと比較級を利用して最上級の意味にする、という構文は、日本人はあまり得意ではない。というか、これはあくまで私の印象ではあるが、日本人は総じて否定形の利用があまりうまくない。ここで言うところの「うまくない」、というのは、下手、というのではなくて、必要以上に使おうとしない、という意味。この文意の英文を書こうとした場合、たいてい文章をそのまままっすぐにとらえ、「ははあ、もっともよくだますんだな」と思って最上級を用いた、most deceptive,というような形にしてしまいがちなのだ。逆に言うと、否定形の多様な使い方が出来るようになると、英語らしい英語になりやすい。
こういった点は肝に銘じておきたいと思う。
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