イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ねんがんの クロテッドクリームを てにいれたぞ
2010年04月18日 (日) | 編集 |
早いもので春休みも明日で終わり。
19日からはいよいよ最後の学期、夏学期のスタートである。といっても、私たちのコースでは最初の授業、というかミーティングが28日に開かれることになっているので、まだ10日ほどある。もっとも来週中にエッセイを提出しないといけないので、新学期という感じはプンプンしてくる。

そういう状況で、さて今日の晴天の土曜日はどうしたものか、部屋でエッセイと修論の準備をした方が良いか、それとも出かけた方が良いか、ちょいと迷った。が、たぶん部屋で勉強しても、イライラしてあまりはかどらない、と踏んで、思い切ってここのところの毎週恒例、ロンドン観光へ出かけてみた。
以下は今日の動き。


・9時半頃寮を出発。50ペンス玉がないことに気づく。バスを乗るのに必要なので、手近なスーパーでスニッカーズを購入。49ペンスなので、1ポンドで支払い、50ペンスを確保する。


・バスが来る。いつものように、「3.50ポンドのリターンティケット下さい」という。すると、驚きの一言が。


「3.80ポンドです。」



なんと、10日ほど前に値上がりしていたのである。なんたる不覚か。先週も出かけたというのに(その時はシングルを買った)。うちのバスは、片道切符は1.70ポンド、一日中乗れる周遊きっぷが3.40ポンド、とどう考えても周遊を買っておいた方が得、という仕様だった。ところが、そのシステムが改められ、片道料金は据え置き、周遊(リターン)チケットだけ値上がりしたのである。これは痛い。10ペンスならイタイと思わないのだが、40ペンスはキツイ。これからは気をつけよう。


・気を取り直してロンドンへ。今日は電車が遅れることもなく、スムーズにパディントンに到着。ここから地下鉄に乗り換えて、ドラマや小説でもおなじみのCharing Cross駅へ向かう。


・駅を降りてすぐ、階段を上がって目に入ってきたのがこの光景。


トラファルガー広場


観光スポットの一つ、トラファルガー広場である。観光スポットであるとともに、待ち合わせの場所でもあるので(まあこれだけ目立つものなら待ち合わせに最適だわね)、やたら人が多い。カメラを持っている人が複数いることを考えれば、観光客もたくさんいるのだろう。トラファルガー広場自体はやたらテントが目立ち、思ったより美しくな方。これはどうやら昼からコンサートが開かれるらしく(誰なのか、浅学ながら知らない)、それでその準備がなされていたようだ。残念なタイミングである。


・気を取り直して、私の目的の場所へ向かう。目的の場所はこちら。


National Gallery


お分かりいただけるだろうか。そう、ナショナルギャラリーである。ナショナルギャラリーとは、西洋絵画のコレクションとして世界屈指とされる、大英博物館とは別の、イギリスで見ておかねばならない美術館の一つである。その内容も、ゴッホやルノワール、マネからラファエロまで幅広い。ここもまた、全ての絵を見ようと思ったら半日くらいかかってしまうので、18世紀以降のものを中心に絵画を堪能する。絵がないけど、ご容赦を。ここでは写真が撮れなかったのである。


・絵画を堪能し、おみやげを購入した後、昼食へ。たしかこの辺に、と地図とかを頼りにウロウロしていると,ようやく発見した。私が発見した場所,それは、


Sherlock Holmes Pub


そう、一部ファンの間では非常に有名な、「シャーロック・ホームズパブ」である。東京や大阪にある、英国風パブシャーロック・ホームズとは訳の違う、かなり伝統あるパブである。二階のレストランにはホームズの部屋もあり、ホームズゆかりの品々が並んでいて、食事をしながらそれらを見ることが出来るとか(註:ここでカンの良い人は、あれ、ここって、ベーカー街じゃないよね、と思われたと思う。全くその通りである。そして、それは気にしてはいけない,苦笑)。

前も書いたが、イギリスのパブは一種独特なところがあり、行く度にアウェイ感に苦しめられる。いわば、甲子園球場のライトスタンドに間違って入ってきた巨人ファンのような、そんな居づらい雰囲気を感じてしまうのである。ゆえに、この名前の知れたパブはどうかなあ、と内心ビクビクしながら店に足を踏み入れた。が、そういった不安は杞憂に終わった。店内は狭く、必然的に出入口に近いため、思いのほか解放感がある。それゆえ、周りを敵に囲まれている、という、そういう印象もない。注文も割と簡単に出来、比較的あっさりと食事にありつけた。このあたりは、観光客に慣れているロンドンのパブ、というのもあるかもしれない。ちなみに私が食べたのはもちろん、


フィッシュアンドチップス20100417


フィッシュアンドチップス!

いや、二日前に食べたばかりだし,本当は別のものが良かったのだが,初めての店だし,評論家として、ここはこれを食べないわけには行くまい、と思い,注文した。

フィッシュアンドチップス評論家を自称する以上,一応この店のFCについてもコメントしておく必要があるだろう。まずここの料理は既に出来上がっており、保温皿のようなところでキープしてある。それを、注文すると更に盛りつけて渡してくれる、という寸法だ。それゆえ、煩わしい待ち時間などがないのはありがたい。ただ、それは同時に、食べ物が出来立てではない、ということを意味しており、温かい食べ物とは言え、出来立てと比べると味が落ちるのは否めない。もっともフィッシュ自体はなかなかよかった。これもおそらくタラではあるまい。もう少し、しっかりとした魚である。ヒラメの一種だろうか。加えて、衣が少し違った。この衣はどちらかと言うと、いわゆるフライの衣に似ている。我々にとって馴染みの深い衣ということであり、必然的に割と食べやすかった。サイズが思ったほど大きくなかったのも幸いであった。チップスは量も味もそれなりに満足出来る。ただし、カリカリではなく、若干柔らかいタイプである。


・ここで料理を堪能した後は、地下鉄で一駅、フォートナムメイソンへ。ここでついにタイトルに有る通り、


念願のクロテッドクリームを手に入れたぞ!


クロテッドクリーム


クロテッドクリームとは,簡単に言うと濃厚なクリームであり、イギリス伝統の食べ物、スコーンの上に乗せて食べるものである。ジャムなどと異なり甘くないのだが、これを無駄にスコーンの上に無駄にたっぷりと載せ,その上に更にジャムを載せて食べる、というのが、スコーンの正しい食べ方らしい。ずーっと実践したいと思いつつ、なかなかこのクリームが見つからず,今日まで至ってしまったのであった。しかし、今回無事確保出来た。というわけで、夕食をスコーンにして,早速試してみた。


スコーンをナイフで半分に切り、そこに無駄にたっぷりと(しつこい)クリームを載せ、ジャムを載っけて食べる。




美味い!!




山岡士郎になったような気がするくらいである。

しかし恐ろしいものだ。ひとつの道具が加わるだけで,こんなにも味が変わるものだろうか。

断わっておくが、このクロテッドクリームそのものにはあまり味がない。にもかかわらず、これを塗ることで一気にスコーン全体の味がアップするのである。なんとも素晴らしいアイテムではないか。イギリス生活7ヶ月目、ここに来て食べ物で感動を得られるとは!



というわけで、今日のロンドン観光はなかなか充実したものになった。

が、エッセイの締め切りまであと少し。寮に帰ると現実に引き戻されてしまうのは如何ともしがたいところである。



タイトルはゲーム『ロマンシングサガ』を参照のこと。
スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
そんなクリームがあるとは知りませんでした。美味しそうですが、カロリーが。。。(苦笑)胃腸にはお気を付け下さい。「無駄にたっぷり」といえば、紅茶にミルクと山盛りスプーン2杯以上の砂糖を入れるのが、スコットランド人の伝統的な飲み方だと聞きました(友人談)。私はとても真似できませんが。

エッセーの合間に定期的に観光に出かけるというのは、良いアイデアですね。特に、ロンドンなどはいくらでも見る場所があるでしょうから。私は19日に締め切りの修論の中間提出があります。一応出来あがってはいるのですが、この1週間はどこにも遊びにいけませんでした(泣)お互い、大変でしょうけれど頑張りましょう。
2010/04/18(日) 09:45:49 | URL | Little Nell #-[ 編集]
Re: Little Nellさん
かなり有名だと思っていたのですが、Little Nellさんが知らないところを見ると、今はそれほど使われないのかも知れませんね。しかし本当に、このクリーム自体にはほとんど味はないのにもかかわらず、これのおかげでひと味も二味もスコーンがグレードアップするのには驚かされました。

こちらの人は、「シュガー入れますか?」と言われて,お願いします、といったら、もうとんでもないことになりますよね。それが分かったので,僕も最近は「ミルクだけでいいです。」と言うようにしています(笑)。
ちなみにレスターに行ったときに夜の10時頃にコーヒーが出たのですが(これだけで結構凄いですが,苦笑)、砂糖を入れてもらったら凄い甘くなっていて、彼らはそれを飲みながらAfter Eightという有名なチョコレートを食べていました(大笑)。

僕も数日前に28日、30日にDissertation関連のミーティングがあるという情報をようやく得て、昨日大急ぎで修論の計画を練りだしました。
2010/04/19(月) 22:02:37 | URL | Micawber(ミコーバー) #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。