イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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大英ミュージアムにて
2010年04月11日 (日) | 編集 |
先週同様、土曜日の今日はロンドンまで行ってきた。今回の目的は二つ。一つは、いよいよ(というかようやく)大英博物館を見る、ということ、そしてもうひとつは、ディケンズ関係の芝居を見る、ということ、この二つである。
なかなかに盛り沢山な長い一日になったので、当然報告事項もたくさんある。というわけで、とりあえず二回に分けてお送りするとしよう。

まずは午前中の、大英博物館のお話を。



イギリスの観光スポットとして名高い大英博物館だが、これまでなかなか行く時間を持てなかった。今回は午後から芝居に行く関係で、午前中をどう過ごそう、と考え、いよいよこの空き時間を使って大英博物館見学をしよう、と決断するに至った次第である。


朝9時半頃に寮を出発。10時過ぎの電車に乗り込む。どういうわけか、パディントン手前で停車したりしたため(なにかあったのだろう)、予定より20分くらい遅れたが、それでも11時過ぎにロンドンに到着。そこからベイカールーラインでオックスフォードサーカスまで進み、そこでセントラルラインに乗り換えてトットナムコートロードへ。この駅を出て、徒歩7分。いよいよ、大英博物館到着である。


大英博物館1


イギリスの博物館は全体的に、日本のそれと比べて遥かに大きい。それは、中身が大きいとともに、外見も大きいことを意味する。実際、大英博物館の建物はかなり巨大で圧倒される。

入り口に近づいてみると、寄付の看板が。


大英博物館2


下から三つ目にご注目いただきたい。そう、我らが日本語である。
後で話すが、帰りによった近場のレストラン(カフェと呼ぶべきか)には、なんと日本語のメニューまで存在した。日本人観光客もかなりの数、この場所を訪れていると言う証拠であろう。


さて、そのまま中に入ってみる。


入れた。


いや、凄くあっさりしている。入り口に警備員もいなければ、ボディーチェックもない。イギリスは基本的に博物館などは無料、というのはよく聞く話であろうが、ここまで無警戒なのには驚かされる。もっとも、Natural History Museumの場合は入口で荷物検査があった。おそらく、場所によって異なるのだろう。

ともかく、最初に入ったホールはこんな感じ。


大英博物館3


光の関係で若干暗いが、ご容赦願いたい。要はここから好きな方向に向かって歩いていけば良いのである。

私は、今日で全てを見るつもりはなかったので、とりあえず外せないエジプト関係から見て行こう、とそちらの方向に歩みを向けた。
しばし歩いて、こんな場所に行き着く。


大英博物館4


流石にモノがでかい!そして、変(苦笑)。
何はともあれ、なかなかに独特なエジプトモノを堪能する。

暫く行くと、妙な人だかりに出くわす。


大英博物館5


もうお分かりだろうか?
そう、世界史の教科書でもおなじみ、かの有名な、



ロゼッタストーン



である(これは後ろ側)。いやはや、流石に有名な逸品、客足が凄い。

だが、ここで負けているわけには行くまい。折角ここまで来たのだ。混んでいようとも、正面から石を見ておかねば意味がない。というわけで、前からも見てきた。


大英博物館6


間近でみると、なんだか非常に重みを感じる。たかが石とは言え、これが歴史の重みだろうか。それとも、実際問題石が重く、間近で見ることで、「あ、重そうだな」と強く感じたのだろうか。たぶん両方だろう。

ちなみに、せっかくなので、あまり多くの人が見かけないであろう、ロゼッタストーンの横から撮影した写真も添付してみる。


大英博物館7


当たり前だが、かなり分厚い。30センチくらいだろうか。

その後もエジプトコーナーを見続ける。こんなエジプトらしいモノにもでくわした。


大英博物館8


妙な笑顔に、少し腹がたつのは気のせいだろうか?だが、その笑顔が気になったためだろうか、やたらとこの像はよく見てしまった。

しかし、エジプトコーナーといえば、これを忘れていては話にならないだろう。


大英博物館10


そう、エジプトでは神の使いとして崇められていた、猫である。美術のテキストなどでもおなじみであろう。キーホルダーなどにもよくなっている。
ただ、この猫、意外とデカイ。実寸大か、それ以上、と言ってもよいだろう。不思議なもので、有名なのにも関わらず、この猫は、ロゼッタストーンに比べてほとんど人がいなかった。おかげで猫とツーショットを撮ることも出来た。残念ながら、私の顔が写っているので、これはまた別の場所に置くとしよう。


ところで、最初に行ったように、大英博物館はやたらと広い。そして、広いと言うことは、色々な客が来ている、ということである。私のように、あちこちの美術品を見まわって写真を撮る、と言う人が一番多いのだが(注:ほぼ全ての場所で撮影が可能)、なかには、絵を描くために博物館を訪れる子どもたちもたくさんいる。


大英博物館9


従って、こういう光景は割と普通に見られるのだ。とりあえず例として一つ挙げたが、私が見回っている間、何組か見つけることが出来た。どんな絵が完成しているのか、それは分からない。

ひとしきりエジプトモノを見た後、次にギリシャローマコーナーに行ってみる。
行ってみると、おやまあ、先程のエジプトとは打って変わり、見てすぐ分かるほどギリシャローマ的なモノが。


大英博物館11


この欠けた像、真正面から写真を撮影すると、まるで平面図のようで、欠けている、というよりも切れているように見えてしまう。こうやって斜めから見て、ようやく「像が欠けている」ということが分かる次第だ。つくづく、よく出来たものと思わざるをえない。

もちろん、全身が残っているものもある。


大英博物館12


解説によると、美の女神、アフロディーテらしい。
私の感覚では、顔やお腹の具合など、どう考えても『ぽっちゃり系』なのだが、平安時代同様、おそらくギリシャローマに置いても、少し太めの方が美人とされたのであろう。

ギリシャローマをひとしきり見てから、パルテノン神殿コーナーを見る。


大英博物館13


見ての通り、真っ白。そして、あちこちに彫像が並んでいる。多くは完全な形では残っていないが、非常なる歴史を感じさせられる。ここには乗せていないが、馬がなかなかに特徴的だった。

最後に、青銅時代と書かれた場所で発見した逸品を。


大英博物館14


見るからにこれは青銅ではなく金だが(実際、そう書いてあったと思う)、そこは気にしてはいけない。明らかに周りと違って浮いていたので、私の視線も釘付けになった。
これを見て最初に思いついたのは、映画『インディー・ジョーンズ最後の聖戦』である。これは、聖杯をめぐってインディーとお父さん(ショーン・コネリー)が、ナチスの残党と戦うお話であるが、最後に聖杯が出てくる。イエスの家は大工で貧しかったから、という根拠から、聖杯は凄いショボイ盃で、金では全くないのだが、この金の杯を見て、その聖杯を思い出した。


1時間ほど見まわってから(というか、これが限界である)、ショップで絵葉書などを購入し(また送りますよ)、外へ。先程より、明らかに人が増えている。そういう人たちを尻目に、来るときに目を付けていたカフェに入る。一人だったこともあり、すんなりと入れた。当初は看板にあったフィッシュアンドチップスを注文するつもりだったのだが、メニューを見ると、アフタヌーンティーティーセットがある。これは一度食べねば、と思い、それを注文する。
こちらがその内容。


アフタヌーンティー


アフタヌーンティーとは、イギリスのティーの伝統にならい、サンドイッチ、スコーン、そしてケーキが出てくる、という食べ物である。大抵は3段のお皿に盛ってあるのだが、ここはそこまで本格的ではない。ただし、量は十分本格的で、ひとつずつ具の違うサンドイッチが4切れもある。スコーンもケーキも大きいし、正直食べるのが苦しかった。サンドイッチを一つ残してしまったが、まあやむをえまい。

ちなみにここのウエイトレスさんは、イタリアとかギリシャ系の感じだったが、非常に愛想が良かった。彼女のみならず、後でやってきた男性もなかなか良い感じ。前もどこかで書いたが、イギリスのレストランは、店によって接客がひどいので、こういう良い例に出くわすと、また行きたくなる。

レストランはともかく、大英博物館は、まだまだ全体の20%程度しか見ていない。少なくともあと2、3回は行かなくては、大英博物館に行ったことにはならないだろう。


というわけで、私にしては活動的な一日の前半戦であった。



タイトルの元ネタは、『透明パークにて』(茅原実里)より。
いや、元ネタに合わせたら極めてけったいなタイトルになってしまった。ご容赦願いたい。
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