イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

近視読者的英国留学豆知識準備編「留学で二番目にたいせつなもの」Part2
2010年04月01日 (木) | 編集 |
気がつけば早くも3月が終わりである。
明日は4月1日。年度替わり。日本は新学年、新学期、新社会人、そんな「新」でいっぱいの一日である。

もっとも、イギリスの教育システムに置いては、4月1日はあまり大した意味がない。何しろ大学の課程が終わるのが6月以降。つまり、4月1日になったからと行って、立場が変わることは全くないのである。

とはいえ、日本人的にはやはり4月1日には何か特別な感慨がある。なんというか、1月1日を迎えるのと似たような感覚だ。とりわけ学業、研究の世界に身をおくものにとっては、また新しい人達が入ってくるなあ、という思いにとらわれる時期でもあり、感慨深いものがある。研究室の(2009年度の)M1の皆さん、新しい後輩たちを引っ張っていってあげてくださいな。



さて、昨日のお話の続き。

海外で病気になった場合のためにそなえて準備が必要だ、というところまで書いたと思う。


この観点のもと、まずやっておくべきことは、日本から薬を持ってくることである。当然、イギリスでも薬は購入出来る。そして実際、イギリスの風邪に対抗するには、イギリスの薬を買った方が良い場合もある。ただし、イギリスの薬は、あくまで私の感覚ではあるが、キツイ。例えば、アセトアミノフェン、あるいはパラセタモールと言う薬を例にあげてみよう。この薬、安全な解熱剤として広く使われており、特にイギリスに於いては、熱が出たとか、風邪を引いたと言うと、もうともかくこのアセトアミノフェンが使われる。問題はその分量だ。日本でアセトアミノフェンが入った薬としては、バファリンプラスがあげられる。この薬には、1錠あたり150mgのアセトアミノフェンが入っている。2錠飲むので全部で300ということだ。一方、イギリスのパラセタモールであるが、同成分が、やたらデカイカプセルの中に、なんと500mg入っている!そして、こちらも2錠飲む必要があり、全部で1000mgも服用する、ということだ。違いは明らかであろう。まあバファリンプラスには、他にもアセチルサリチル酸が250mg入っており、それを考慮するとそれなりに解熱鎮痛成分が使われているのだが、にしても、イギリスの薬に含まれる解熱鎮痛成分の量の多さは目をひくであろう。

当然、そんなイギリスの薬はキツイ。よく効く、という言い方もできるかも知れないが、当然、人によっては合わない可能性もある。まして、初めてであれば、どういう薬を買ったら良いのか分からない、ということも十分ありえる。従って、最終的にこちらで薬を買うことになるとしても、まずは使い慣れた薬を日本に持っていくことは必須と言えるだろう。

さて、持ち込む薬の種類であるが、これは、色々なものを持ってきた方が良いだろう。というのも、なんどもいうようだが海外生活は日本での生活とあらゆることが違うため、どういう病気にかかるか想像がつかないからだ。ただ、そんな中でも欠かせないものを挙げておくとすれば、風邪薬(特に消炎鎮痛剤)、胃薬、そして解熱鎮痛剤が挙げられる。風邪薬と書いて、「特に消炎鎮痛剤」と書いたが、これは要するにのどの痛みに特化したお薬、ということである。これは非常に大切だ。というのも、イギリスと言う国に降りたってみればわかることだが、日本と比べてあらゆる場所で「臭い」がキツイ。最初寮についたとき、絨毯の微妙な臭いが鼻についたものである(もうすっかり慣れたが)。臭いがキツイ、ということは、必然的に、空気もあまり良くない、ということである。とりわけ室内はイギリス独特のヒーターの影響もあり、やたら乾燥する。自然、喉を痛める確率が高い。また、外出すれば、必ず一人や二人や三人、激しい咳をしている人達を見かけるだろう。あれもイギリス独特である。どこで感染するか、分かったものではない。喉の薬が必須なのが、よくお分かりいただけると思う。

ここで、私がわざわざ「喉の薬」と強調している点に注意していただきたい。大体、市販の風邪薬には、のどの痛みに対する作用も含まれている。そのため、それで代用ができるようにも思われる。ところが、市販の風邪薬と言うのはいわゆる総合感冒薬であり、大抵の場合、解熱成分が含まれている。「風邪で熱が出てるんだから、熱を下げないといけないのは当たり前じゃん」と思われるかも知れない。しかし、不用意に熱を下げるのはかえって危険なのだ。

既に多くの人が知っていることとは思うが、大部分の風邪の原因はウイルスである。そして哀しいかな、現代医学においても、このウイルスを殺す薬は開発されていない。せいぜいが、タミフルのように特定のタイミングで飲めば増殖を抑えられるものであり、大抵の薬は「症状を緩和する」だけの役目しか果たせない。ウイルスを倒すのは、人の免疫の力なのである。

さて、この免疫であるが、熱が高ければ高いほど、より活動的に働くものである。逆に言えば、熱が高い、というのは、体の防衛本能が働いている印なのである。つまり、熱が出ているときは、体の免疫が必死になってウイルスを倒そうとしている時であり、総合感冒薬によって熱を下げてしまうと、免疫の働きまでにぶってしまい、かえって風邪が長引く結果になってしまうのだ。

こういう話をこれまで、噂にこそ聞いていたが、あまり信用していなかった私は昨年、インフル、及びウイルス風邪を引いたときにエライ目に会った。ともかく何時まで経っても熱がある一定以上をキープしてしまうのだ。その原因というのは、私が使っていた総合感冒薬で、私は咳を止めるためにその薬を使っていたのだが、咳と同時に熱まで下げてしまったようで、そのせいで治りが悪くなってしまったのだ。ドクターアフメドに、「37.5度未満は熱が出ているうちに入らない(私自身は38度未満は熱じゃないと思うが)」と言われ、それ以下の場合、熱冷ましを飲むことを禁じられたのが懐かしい。ちなみに当時も日記に書いたが、面白いものでこの方針を実践し、37.5度未満では薬を使わないようにしたら、1日で快方に向かった。やはり人間の免疫力は凄いのである。

とはいえ、喉が痛かったり、せきが出るのは辛い。そういう時に、熱を無理やり下げることなく症状を和らげるために、その症状に特化した薬を行きつけの医者で貰い、持ち込むことをオススメする

胃薬については言うまでもあるまい。もともと日本人は胃が弱い、といわれているが、とりわけイギリスの伝統的な料理は油っこい(フィッシュアンドチップスしかり)。毎日自分で作るならばともかく、外で食べるケースも増えるであろう。胃薬は必須である。

なお、市販のクスリの場合、箱から開けなければまず問題ないと思うが、医者からもらった薬の場合、税関でストップがかかる可能性がある。対処法としては、まずそれらの薬は医者でもらった袋に入れておくこと、そして、もしもの時のために、英文の処方箋をもらっておくことが挙げられる。


あと二点。
まずは、保険の話。
海外留学の場合、留学生向けの保険というものがある。入るか入らないかは個人の自由だが、長期の場合は一応入っておいた方が良いだろう。何しろ海外、何があるか分かったものではない。大学によっては生協が斡旋してくれると思うが、残念ながらK大生協の場合はパンフレットを配ってくれるだけで、あとは自分でやらねばならない。とりあえず生協でパンフレットを貰い、各会社を比較するところから始めるのが良いだろう。ちなみに私は奨学金の関係で、極めて細かい条件の保険に入る必要があった。それをカバーしてくれる会社を探したところ、結局上記生協が勧めるAIUの保険しか該当しなかったので、そこに加入した。1年で17万円ほどだったと記憶している。この額が高いか安いか、保険については全然詳しくないので、分からない。ただ、私の場合はかなり細かい条件だったのでこの額になったが、もっと単純な保険で良ければ、もっと安いプランもあるだろう。また、クレジットカードにも保険が付いているという話があり、これを頼るのであれば、各自クレジットカード会社にチェックする必要がある。


もう一点、海外で悪くなるとどうにもならないのが「歯」である。正直、一番大切かもしれない。多くの留学生が、海外留学の前に歯医者で歯をチェックしてもらい、親知らずまで抜いてもらうのはそのためである。確かに海外で痛くなると大変である。どこか痛いところがあると集中ができず、研究にも支障が出るため、治療が必須になる。ところが、海外での歯の治療はムチャクチャ高い。その予防のためにも、出発前にチェックを、ということになる。

もっとも、私自身は結局チェックせずにこちらに来てしまった。理由は単純で、歯医者に行くのが怖かったから、というのに他ならない。全く、この点非模範的である。ただ、下手に見てもらって触ることで、逆に痛くなる可能性があるのでは、と思ったのもある。
というわけで、私は出発前に歯のチェックはしてこなかった。そのため、この点については「留意が必要』と言うことしか言えない。後は各自の判断に委ねるのみである。

ただ一点だけ。私は留学にあたり、ブラウンのかなり質の高い電動歯ブラシを持ってきた。これまでのところ、上手く機能しているように思う。

歯は大切である。そして、色々試してみるとわかるが、歯ブラシには結構な差がある。悲劇を避けるためにも、こういう所はケチらない方が良いだろう。
スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。