イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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Cagayake! BIG BOYS!
2010年03月14日 (日) | 編集 |
今日は気づいたらムチャクチャ長く書いてしまった。必然的に面倒なため、装飾のない普通の字ばっかりで読みにくいがご了承願いたい。



昨日のダブル発表が終わったことで、今学期もほぼ山を超えた。あとは水曜日の授業で2つプラスアルファーの小説を読むだけだ(註:言うまでもないが、これは結構しんどい。あと、金曜日は、と思うかも知れないが、これは後日事情を書く)。

というわけで、その解放感の赴くままに、今日は超久しぶりにタウンセンターまで買い物に出かけてみた。私が暮らす街は結構小さい街で、中心部に出るまでバスで10分、徒歩でも20分、という状態。にもかかわらず、ここのところ忙しかったため、街に出るのはおよそ1ヶ月ぶりになる。前回出かけたときはちょうど例の小銭入れをなくしてしまった時であり、あれから1ヶ月も経ったのか、と思わされる。

そんな久々の買い物はなかなか楽しかった。土曜日の買い物と言うのはどうしても他のお客さんも多いためカウンターで並ぶ必要があったり、あるいは昼食を取るのが大変だったりと言う問題が起こりやすいのだが、どういうわけか今日は比較的スムーズに運んだ。もっとも、私が帰るような時間帯になってから、人数が増えていたように思われるので、タイミングも良かったのかも知れない。

そこで買ったものについて写真付きで語りたかったのだが、おそらく明日は何も語ることがないであろうから、このネタは明日に回すことにして(実はまだ写真を撮っていない、というのが本当の理由だったりする)、今日は、朝起きてパソコンを開き、いつものようにネットでニュースを見ている時に吹き出した、ありえない、しかしバカには出来ないニュースについて、お話する。

私が驚いたのは、以下の記事。



岡田オリックス、Vへ巨人・高橋獲得へ

オリックスが、巨人・高橋由伸外野手(34)の獲得を視野に、水面下で調査に乗り出していることが12日、分かった。手薄な左の外野手を探す岡田オリックスが白羽の矢を立てたのが厳しい定位置争いを強いられている高橋。木佐貫‐高木のトレードを成功させている岡田監督と巨人・原監督が“第2の友情トレード”を成立させる可能性が出てきた。

  ◇  ◇

 岡田オリックスが、超極秘補強プロジェクトに乗り出していることが明らかになった。狙うは、打力のある左の大型外野手。その獲得候補の筆頭に、巨人・高橋がリストアップされた。相手がビッグネームだけに、球団内でもトップシークレットとして位置づけられており、今後の調査も、慎重に進められる

 選手層の厚いオリックスだが、右打者に偏る傾向がある。特に外野の左打者は坂口、大村と、両打ちの赤田くらい。レギュラーの坂口は問題ないが赤田はここ数年シーズンを通しての活躍はない。大村もケガがちとあって、左打者のさらなる補強が課題となっていた。

 一方の巨人も選手層は厚い。レフト・ラミレス、センター・松本、ライト・亀井のレギュラーに加え、新人の長野がキャンプから猛アピールを続け、ベテラン谷も健在。いくら実績のある高橋でもここを勝ち抜くのは至難の業。首脳陣は当面の間は高橋を一塁で起用する方針。この日のオリックス戦にも8番・一塁で先発出場した。豊富な戦力を保持する巨人だからこそ高橋獲得のチャンスがあると見ている。

 また巨人入団から13年目を迎える高橋は、巨人の幹部候補生でもある。オリックスでは、かつて阪神の幹部候補生だった岡田監督が、現役最後の2年間プレーし、引退後には指導者生活をスタート。当時の仰木彬監督の下で“帝王学”を学んだ実績もある。

 高橋は昨季出場はわずか1試合にとどまり、9月には腰の手術を受けた。今年の春季キャンプは別メニュー調整も検討されたが、ほかの選手と同じ通常メニューをこなし、復活への道を歩んでいる。

 オリックスは新外国人のバイナム内野手が入団し、支配下選手は65人となった。村山球団本部長は、開幕は現有戦力で迎える方針を示したが「シーズンでは、また何が起こるか分からない。岡田監督とタッグを組んでがんばっていきたい」と話した。

 金銭面や、交換要員、高橋が巨人と結んでいる複数年契約など、乗り越えるべきハードルは高い。だが、岡田監督就任後の昨年12月には、原監督との間で木佐貫‐高木の交換トレードを成立させた。今季中に第2の“友情トレード”が電撃成立する可能性は十分にある




いやはや、今年になってスポーツ新聞の色々な記事を見てきたが、これほど驚き、バカバカしさに簡単するとともに、色々考えさせられた記事はない。

まず最初に、これは典型的な飛ばし記事と言うべき部類のものである。ほぼ完璧なまでに、状況証拠に憶測と推測をまぶし、かなりの捏造行為を行って作り上げたfar fetchedな記事だ。以下、無駄に色々と粗を探してみる。


まず、盛り上げるために、そしておそらく、自らの証拠がないことを多少カモフラージュする意図もあってか、やたらと「トップシークレット」や「極秘事項」という言葉の安売りを行っているが、そこまで秘密のものが、スポーツ紙の一面に載る時点で完璧に矛盾している。かつて、私は『星野、極秘渡米!』という見出しを見て絶句したことがあるが、同じレベルである(良く考えると、それもデイリーだ)。

そもそも、木佐貫、赤田のトレードもそうだったが、「えっ」と驚くようなトレードと言うのは完全に水面下で行われ、記事が出たときにはもう決まっているものである。つまり、秘密裏に水面下で接触、ということが行われている場合は、本当に文字通り「秘密裏に」行われているのであり、こういう記事にはなり得ないのだ。


続いて、左打ちの外野手が不足、という点について。なるほど、小瀬が亡くなってしまったこともあり、確かに1軍クラスの外野手は、現在1軍にいるメンバーだけである。二軍で左打ちの外野手は、由田だけであろう(内野手登録で外野もやる森山を除いて)。が、それがすなわち不足と言うことになるのだろうか?前述の森山も外野兼任であり、話題のT-岡田も同様である。加えて先ごろ入団した新外国人バイナムは、内外野とも高いレベルで守れるという触れ込みだ(極めて怪しい)。特に不足しているとは考えにくい。また、怪我がちの大村、というくだり、確かにそれは事実なのだが、一昨年手術をしてほぼ一年をリハビリに費やし、加えて昨年また手術をした高橋の方がもっと怪我がちなのではなかろうか?怪我がちな人間をカバーするために怪我がちの人間を獲得する、というのは奇妙極まりない。


また、記事は岡田監督がかつて晩年にオリックスで選手生活を送り、引退後オリックスで指導者経験を積み、後の1軍監督就任につなげた、という事実と無理やりつなげているが、岡田監督は阪神に解雇されてオリックスに拾われたのであり、完全に状況が異なっている。清原と岡田監督の類似について語るならまだしも、高橋とつなげるのは荒唐無稽とさえ言えるだろう。


あまつさえ、開幕は現有戦力で迎えるが、今後も岡田監督とはコンタクトをとり続けるという趣旨の村山球団本部長の談話を引用しているあたりは、下手くそなレトリックの使用としか思えない。村山本部長の談話は、不測の事態にそなえるという、球団フロントとしては極めてまともなコメントに過ぎず、そこから高橋獲得の可能性を嗅ぎとるのは、先程もいったがfar fetchedとしか言いようがない。


記事を作った本人たちも、ある程度そういう自覚があるのだろう。最後はハードルが高いことを自ら認めた上で、あくまで「可能性」だと語っている。だが、考えても見て欲しい。オリックスは、功労者のローズですら、年俸ダウンを飲まないという理由から切ったのである。その提示年俸が、2億5千万だったとされる。一方で新外国人バイナムの年俸は、外国人としては格安の2700万円であり、オリックスのケチさは明らかである。ましてや高橋は3億円超の年俸であり、おりからの不況で本社が大きな打撃を受けていることを考慮すれば、獲得などまずありえない。

結局のところは、昨年の、矢野獲得へ、あるいは、久保田獲得へ、という記事と同じレベルの飛ばし記事であろう。なんども使っているが、改めて捏造という言葉を使いたいくらいである。


さらに彼らがこの記事を書いた裏を読み取るならば、前日の阪神の試合は1-7で阪神の負けであり、期待の若手もさっぱり。見所はベテラン矢野の代打HRのみ、という体たらくで、お得意の阪神ネタでは面白いことが書けない。そういう状況ゆえに、強引にオリックスを出汁にして、売上を伸ばそうと姑息に考えたのであろう。いかにも小さい、関西のマスコミらしい考え方である。

(註:普段の私を知る人間からすると、やけに関西のスポーツマスコミに対して辛辣な気がするかも知れない。が、私は、関西のスポーツマスコミには積年の恨みがある。特に、彼らはあの件に関し、極めて大きな責任があるにもかかわらず、その責任を微塵にも感じていないように思われるところは許せない。それについてはまた機会があれば。)



ただ、トンデモ記事ではあるが、これを読んでいて色々と考えさせられた点もある。
それは、記事の前半、「獲得候補の筆頭に」という表現だ。ついついその後の「巨人高橋」に目が行きがちだが、この文章をそのまま信じるならば、何人か獲得候補がいる中で、その筆頭に高橋がいる、という意味になる。言い換えるならば、他にも候補はいる、ということだ。その可能性を考えたとき、今季のオリックスが抱える問題点が見えてくる。


岡田監督は就任早々、1番に坂口を固定する旨を述べた。昨年、自己ベストの成績を残し、二年連続でゴールデングラブ賞(守備のすごい人賞)を受賞した男である。この決定は、至極当然と言えるものだ。その後、2番に大引(これは彼の不調と赤田の加入もあって、赤田に変更)、3番は後藤を起用すると宣言し、実際これまでのオープン戦を見ていると、その通りになっている。


さて、ではここで問題であるが、今年のオリックスの得点源はどのあたりにあるのだろうか?

これは言うまでもないだろう。今年の打線の核は、4番を打つカブレラに間違いない。契約最終年ということもあり、今年はキャンプから彼も張り切っている。先日の阪神戦でも打ちまくり、改めて今年は驚異的存在であることをアピールしている。おそらく、4番としてある程度しっかりとした成績を残してくれるだろう。問題は、彼だけが一つ打線の中で頭抜けている、という点だ。昨年まではローズがおり、彼と二人で3,4番を打っていた。ツインバズーカとして恐れられた所以である。問題は、ローズが抜けたことで、大砲が1つになってしまった。当然、他球団は徹底的にカブレラをマークすることになるだろう。最悪歩かせても良い、そういうピッチングをしてくるのは見えてくる。

ではカブレラが歩かされたとして、その後を誰が打つのか?去年までなら4番ローズだったわけだが、今年は5番打者になる。この5番が、私の考えでは、今年のオリックスのキーとなる打順である。

というのも、「こいつに任せておけば大丈夫!と太鼓判を押せる選手がいないのだ。現状、筆頭はラロッカであろう。2004年に来日以来、ケガでほぼ1年を棒にふった2008年を除いて比較的コンスタントな成績を残す、優良外国人である。おそらく今年もフルシーズン出場すれば、2割8分、20本は固いだろう。

問題は、彼の場合はどうしても「フルシーズン出場すれば」という「仮定法」が必ずついてまわり、また実際、フルシーズン出場出来ることがない、という点である。まず彼は内角球をよけないため、デッドボールが多い。もっとも、当たり方が上手いため、デッドボールで骨折して戦線を離脱する、というケースは稀であるが(昨年はこの稀なケース)、この姿勢からも分かるように、常に全力プレーをモットーにする選手なので、打撃でも守備でも走塁でも、ともかくけがをする可能性が非常に高いのだ。加えて、2007年、5月段階で3割17本塁打を放っていたにも関わらず、終わってみれば27本塁打にとどまったことが示すように、パ・リーグの投手たちがある程度以上弱点を掴んでおり、成績が予想より下がりこそすれ、上がる見込みはあまりないのである。もちろん、前述のように、ハッスルプレーを信条とする気持ちの良い選手であり、また大幅減俸を飲み、さらには二軍の若手と混じって二軍の秋季リーグに参加してまで残留をアピールするあたり、ファンとしては応援したくなる選手である。故に、頑張ってほしいのだが彼に頼り続けなければならないとすると、長いシーズン、どこかで苦しみが来るだろう。理想を言えば、6,7番を打たせてやりたい。


一方、決まったはずの上位打線にも不安がある。1,2番はかなり安定してきたので良いとして、問題は3番後藤。私は映像を見ていないのでなんとも分からないのだが、ここまでどうも結果を残せていない。基本的にムチャクチャ早打ちの選手なのだが、3番ということで、談話などを見ていると、どうやら柄にもなく繋ぐ意識を持ち出したらしい。そのあたりがバッティングに悪い影響を与えていないか、心配である。彼もまた、6,7番を打ってくれると心強いのだが。。。


というわけで、お分かりいただけるだろうか。このチームには、1番、2番、4番打者はしっかりと存在している。ところがそれ以外がかなり心配なのだ。そして、「6,7番にいたら怖いけど、クリーンアップでは力不足な感がある」という選手がかなり多いのである。下山しかり、田口しかり、日高しかり、大村しかり。というわけで、少なくとも、3番か5番、どちらかはしっかりと確立したい。後藤、ラロッカともに最善を尽くしてくれると思うが、二人ともがそれぞれ3番と5番の仕事を全うしてくれる、と期待するのはムシが良すぎるというものだ。どちらか一人はなんとか仕事をこなして欲しい、そう願うのが、現実であろう。となると、チームとしては、残る一つの穴をどうやって繕うか、そこが肝要になる。

そういう意味で、高橋のような、打撃に定評のある選手を取りたい、という意識を球団が持っているのは十分に考えられるし、また、強いチームをつくるのであれば、そうでなくては困るのだ。
「筆頭」という言葉は、そんなチームの状況を考えさせてくれた。


ちなみに私は売り出し中のT-岡田の大ブレークに大いに期待している。彼が成長し、5番を打てるようになれば、打線は一気に活性化する。ある意味、ただ単なるスター候補というのではなく、彼は今年のキーマンにすらなるかも知れない。



ああ、気がついたらムチャクチャ長い考察をしてしまった。
果たして最後まで読んだ人はどれくらいいるだろうか。読みきった人、お疲れ様。



タイトルの元ネタは、『Cagayake!GIRLS!』(桜高軽音部)より。ちなみにBig Boysは、一昨年のオリックスの外国人トリオ(カブレラ、ローズ、ラロッカ)の愛称。
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