イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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innocent student
2010年03月13日 (土) | 編集 |
いつもブログを見て下さっている方に、昨日は申し訳ないことをした。

というのも、完全に日記を書くのを忘れていたからである。いや、正確に言えば、現地時間午後10時過ぎの段階では覚えていた。ただその後、翌日の授業の予習の最終確認をし、これが思いのほか時間がかかったため先にシャワーをあびることにし、一旦PCをスタンバイモードへ。ところがどうも頭の方までスタンバイモードにしてしまったらしく、再びPCを立ち上げたときには完全にブログのことを忘れ、翌日のスピーチの練習を最後にして、寝てしまった。いやはや、基本的にのっぴきならない事情がない限り、毎日書くことにしていたというのに。。。後悔先に立たず、とはまさにこのことである。


まあ言っても前回の日記は5人しか見ていなかったようだし(笑)、さして影響はあるまい。
というわけで、今日の出来事を(昨日の出来事は、正直予習とスピーチ練習以外、書くことがないので省略する)。


今日は小学校でのスピーチ。久々に7時半頃に起床し、朝食を食べて準備をする。この場合の準備とは、


「着物に着替える」



ということに他ならない。今回のテーマは9歳から11歳の子どもたちに、日本を身近に感じてもらう、というものなので、こういう形から入るアプローチが非常に重要なのだ。結論から先に言うと、これは大正解だった。やはり子供、とくに10歳になるかならないかという子どもたちは正直である。見慣れぬものに対しては明らかに好奇心のまなざしを向けてくるのだ。


着物の問題は、冬が寒いと言うこと。上に羽織るようなものが荒れば良いのだが、あいにくとそんなものは持っていない。仕方ないので、中にこっそりとセーターを着てみた。うまいこと着たので、誰も気づかなかったことだろう(そして気づいたとしても、誰も何も思わないに違いない)。


ちなみに、流石にイギリスも3月半ばになると温かいのか、それともセーターの恩恵か、寒さは感じなかった。むしろ汗をかいたくらいだった。問題は、今日は下駄を履いていったのだが、当然素足。というわけで、こちらの方が思い切り寒い、というか冷たかった。こんなので霜焼けになったりしたら洒落にならない。


およそ9時半にカウンセラーのイアンに迎えに来てもらい、そのまま学校へ向かう。15分ほどで到着。クレア校長の案内の元、朝礼が行われる広間へ。ちなみに今回話す相手の子どもたちだが、ナント人数135人!というわけで、一体どれくらいの規模の部屋になるだろう、と心配していたのだが、思ったほど広くなかった。おかげでむちゃくちゃな声をだす必要もなく、無難にこなせたと思う。


なぜ135人もいるのに、部屋が思ったより小さかった。なんのことはない、私が大切なことを失念していたため、そう感じたまでのことである。つまり、子どもたちの年齢が低い、ということは、サイズ的にも小さいということであり、100人以上いても、大人が100人以上いるのと比べて遥かに狭いスペースで事足りるのだ。


ちなみに、9歳から11歳のイギリスの子供、というと、どういう感じなのか全然想像出きなかったのだが、実際に彼ら彼女らに会ってみて、ようやく分かった。早い話が、ハリーポッターの第一作目の子どもたちくらいなのである。まだ可愛らしかった頃のラドクリフを想像すれば調度良い。


時間になり、子どもたちがやってくる。私の方をチラチラと見やる視線は、明らかに好機の色にみちていた。


クレア先生による紹介の後、いよいよプレゼン開始。こちらがGood Morning Everybody. How are you?と言うと、Good Morning. Fine. Thank you.と返してくる。我々がよく中学校の英語の授業の最初に行う掛け合いであろうが、現地で同じことをやるとまた違う感慨が湧いてくる。そう、中学の授業でしか使わなそうな決まりきった表現であっても、実際に使えるし、また使われているのである。

内容は、日本の位置、着物の話、寿司と天ぷらとお箸、日本語の難しさ、アニメ、独特の挨拶、といったところ。最初、日本はどこにあるでしょう、と地図を見せた時点で、勢い良く手があがったのには驚いた。おそらく日本の小学校で同じことをやってもこうは行くまい。同じことは、着物の袖がなぜ長いか、と言う話をした時にも当てはまる。一人の子が手を上げて、「To make a room」と言ってくれた。ナイス回答である。
(註:このブログを見る人でこのことが分からない人はいないと思うが、roomという言葉は実際問題、本当に『空間』という意味で良く使われる)。


しかしなんといっても驚かされたのはアニメのお話。いくつか、海外で人気のありそうなアニメの画像をネットで探し(これはこの前も書いた通り)、それを編集して資料を作ったのだが、その画面を見た途端、子どもたちのテンションが明らかに変化した。そして、ドラゴンボールを知っている人、ポケモンを知っている人、ナルトを、、、とやって行けば行くほど、手の上がる数が増えて行く。うーむ、おそるべし、ジャパニーズアニメーション!やはりこれからの時代、海外の子供達との(いや、子どもたちだけではない)、コミュニケーションツールとして、我々も有効活用するべきだろう。

ただし、全く知らず、関心もない人が、ただコミュニケーションを取るのに便利そうだからと言う理由だけで知っているフリをして紹介などしてはいけない!そういう輩を時々見かける(耳にする)が、あれは誤解のもとであり、ヘタをすると逆にコミュニケーションを阻害しかねない。日本のアニメが本当に好きな子どもたちに対して大変失礼であるし、また、アニメ自体に対しても失礼極まりない。そういう場合はそもそもそういう話をしない方が良い。


ちなみに私は今回扱ったものだと、ナルト以外は大体わかるので、そういう意味では心配していなかった(笑)。

プレゼンの後、思いがけない質問コーナーまであったが、これまたなかなかナイスな質問をしてくれた。曰く、「着物は特別なときしか着ないと言うことだが、普段はどんな服を着ているのか?」「クリスマスはお祝いするのか?」などなど、かなりまともである。
朝礼の最後、先生の音頭の元、私が教えた「ありがとう」という言葉の大合唱が行われた瞬間は、久しぶりに心から感動した。本当に、なづさんと初めて生でしゃべったとき以来の大感動だ(→なにいってんだ)。


その後の大学の授業では、「あー、やっぱり原稿を一字一句書くくらい用意しておかないと面白い話は出きないなあ」と多少自己嫌悪に襲われたが、とりあえず午前中の仕事のほうが上手く行ったので良しとする。

そんな一日。



タイトルの元ネタは、『innocent starter』(水樹奈々)より。
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コメント
この記事へのコメント
精神と時の部屋から。
やっぱり、日本のアニメ文化はすごいのですね。
日本人と言ったら、
キモノ、アニメ、箸といった話題から話がふくらむようですが、
中国人とかインド人は、食文化の話題でもりあがるようです。
今日、電車でインド人と話しましたが、
やっぱり豚は食べないという話で10分も話せてしまいました。
見知らぬ外国人をハンティングしてしまったけれども、楽しいですよ。
2010/03/13(土) 15:33:52 | URL | nimu #-[ 編集]
Re: nimuさん
まずタイトルについて。精神と時の部屋、是非欲しいですよね。我々は受験生時代、「精神と時の部屋が欲しいなあ」と良く言っていたものです(まあそれよりもドラゴンボールがあればもっと良いんでしょうけどね、笑)。

さて、インド人のお話。インド人=ヒンドゥー教=牛を食べない、というイメージなのですが、豚も食べないのですか?それとも彼はムスリムでしょうか?ちなみに僕の寮のお隣さんのシベルはトルコ人でムスリムですが、豚、ベーコン、ハムなど、ともかく豚関連のものは一切食べません。こちらに来て「本当にイスラム教徒は豚を食べないんだなあ」と、ある意味感動したのをおぼえています。こういう、「知識が経験になる」っていうのは良いですね。
2010/03/15(月) 22:43:10 | URL | Micawber(ミコーバー) #-[ 編集]
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