イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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近視読者のアーマーデイル的友人譚:第三章「男には、負けるとわかっていても、戦わねばならない時があるらしいが、それでも彼は戦わない道を選んだ」
2010年01月23日 (土) | 編集 |
正直やばいことになっている。


というのは、ここのところ盛んに書いている、某友人のお話ではなく、私自身の状況のこと。
冷静に考えてみて、水曜日までに小説2冊読んでディケンズ2冊チェックして、なおかつまだ初稿しか書けていないエッセイを見直す、などということは出来るのだろうか?今やらないといけないのは、




・Waverley(のこり400ページくらい)
・Sybil(まるまる400ページ強)
・エッセイ(5000文字)
・Bleak House(全部。確かに何度か読んでるけど、、、)
・Little Dorrit(2巻20章から22章。どんな章か忘れてる)




いやいやいやいや、冷静に考えてやばいよ。ブログ書いてる場合じゃないよ。人の話してる場合じゃないよ。
ちょっと本気にならないと(というか、本気でやればどうにかなるのか?)
しかし、これをクリアできれば何か凄い成長した気になれるので、頑張ってみるとする。


では、勢いをつけるために駆け足で彼の話を。
そうそう、言うまでもないことですが、まだ読んでいない方は、この記事を見る前に、既に書いた彼のお話二話分を見ておくことを強くお勧めします。でないと正直、意味が分からないでしょう。



前回までのあらすじ:

大学の同級生に恋をした私の友人。無謀とも思える直接電話が比較的上手く行き、3年計画の2年目にして、ようやく彼女との距離がだいぶ縮まってきた印象。しかし、ここで思いがけない障害が。



とりあえず、もう一度、別の同級生が彼に宛てて送ってきたメールの一文を引用する。



「~ちゃん(例の彼女の名前)の彼氏が羨ましいわ。あんなふうになりたい」



このメールを受け取った時の彼の心境はいかばかりであったろうか?

彼曰く、当初、意味が分からなかった。いや、当たり前だが彼は日本語の読める人である。意味がわからない、というのは、わかりたくない、ということだと理解してやるべきだろう。それでも彼は、冷静さを装って、その子にその人がどんな人なのか、と聞いてみた。当然、何も知らないその子は、その男性が、自分のゼミの先輩で、凄く頭の回転の早い男性である、という返事を返してきた。




「ふぅ」




彼がため息を付いたかどうかよく分からないが、そういうものが聞こえてきそうな感じである。
ここまで来て、このような壁が待っていようとは。


いやいやいや、しかし、そんなもの、恋人がいるかいないか、分かりそうなものではないか。

私でなくともそう思う。そのあたりを聞いてみたところ、彼の答えは若干曖昧だった。曰く、当初は男性の影が全く見えなかったのだが、親しくなっていくに連れて、「ん?」と感じることもあったらしい。どういうところで、と聞いてみたのだが、彼の答えは、「具体的にはなんとも言えないんだけど、なんかこう。。。」と、感覚的に読み取ったという、そんな感じだった。

ただ、同時に彼は、自分自身が盲目的な状態だったので、そういう風に思うことがあっても、その可能性を頭の中から排除していた、と言っていた。なるほど、恋するものならではの思考回路と言えそうだ。


さて、その彼女に恋人がいると分かった以上、彼は、残された道は3つしかない、と感じたらしい。


(1)何とかして彼女を奪う
(2)二人が近い将来別れるというワンチャンスにかける
(3)完全に諦める


ダメもとでアタックしてみる、という選択肢はなかったの、と聞いてみたが、彼曰く、「確実に負けるとわかっている戦いはしない主義」らしい。なるほど、確かに話を聞く限り、その段階で勝負をかけてもまあ無理だったろう。


まあともかく、彼はこの3つしか選択肢が思いつかなかったらしい。そして、彼の性格をよく知っている私としては、この話を聞いてすぐに、多分真ん中の選択肢を選んだんだろうなあ、と思った。聞くと、案の定そのとおりだった。


彼は自らの想いをひた隠しにしたまま、そしてごく僅かな可能性にかけながら、そのまま友達として残りの日々を過ごしたとのこと。


だが同時に、彼はある時、


「あ、これはもう、無理だな。」


と思った、と言っていた。

それは、ある日の帰りのこと。いつものように授業の後に帰ろうとすると、珍しく彼女が、何か人と待ち合わせをしている、と言ったらしい。目的の場所近くに来た彼女は、視線を左右に回して遠くをみやった末に、「あ、発見!」と言って、彼に挨拶をした後、駆け出していったらしい。向こうで待つ人影や、彼女の態度などを総合的に判断すると、それが恋人であるのは疑いの余地がない。彼は、彼女の嬉しそうな声と、そしてスキップするように小走りに走っていく姿を見て、上述のように思ったらしい。3年という長期計画を彼に立てさせるほど魅了された彼をして、諦めさせるほどに、彼女の姿は可愛らしく、現在の幸せを感じさせたらしい。自分の行為(好意、とも書けるか)は、彼女の幸せにさざ波を立てるだけではないか、と。

まあ気持ちはわからんでもない。
ちなみに、このあたりの話をする彼は、若干(というかかなり)センチメンタルになっていたので、うんうんあるよね、そういうこと、ととりあえず同意しておいた。


かくて彼は、ワンチャンスを狙いつつも、ほとんど諦めた心境のまま、残りの大学期間を過ごしたらしい。

(註:なお、こう書くと結構格好が良いように聞こえるかも知れないが、彼がその後こっそりと告げたところによると、その間、別に彼女ができたらしい。「おいっ!今までの下りはなんだったんだ!!」とツッコんだのは言うまでもない



そして、卒業式がやってきた



というところで、疲れてきたのでまた次回へ続く。

しかし奴の話はやたら長いな。まあ私がいちいちツッコミを入れてるので、それで長くなってるのもあるが。

さあ、Waverleyを読むをしよう。


あ、そうそう、身近な皆様。自分にも覚えがある、とか、それはないわ、とか、そういうのもお待ちしております。
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コメント
この記事へのコメント
ほほう。前回の幕切れがドラマチックだったので、
どうなることかと思いましたが、まあ、あっさりでしたね。
でも、このあとの続きがあるとは!
引き続き、たのしみです。
課題のほうもがんばってください。
2010/01/23(土) 07:28:20 | URL | McMaggie #-[ 編集]
そういや今、ケーブルテレビで、Little Dorritを8回シリーズで放映しています。昨日初めて第3話を観たけど、人間関係と状況をぼんやり理解したところで終わってしまった。。来週が楽しみ。
2010/01/25(月) 04:20:57 | URL | jasmine #-[ 編集]
Re: jasmineさん
そうです、もう一昨年になるんでしょうか、こちらで放送されていたそうです。先日の授業でも最初にニコラがその話をしていました(あんまり見てる人いませんでしたが)。評判はイマイチですが、あれは作品自体の評判が難しいですからねえ。。。
2010/01/31(日) 22:34:22 | URL | Micawber(ミコーバー) #-[ 編集]
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