イギリスのR大学に留学していた近視読者ことミコーバーの日々の生活を描いたブログ。
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近視読者のアーマーデイル的友人譚:第一章「すべてはこのへんから始まったらしい」
2010年01月20日 (水) | 編集 |
最近、ある友人からこう言われた。


「最近のブログの記事はイマイチ面白くなくて、忙しいのが見て取れる。どうせなら、俺の話を書け。」


確かに我ながら、最近の日記はネタ的にも文章的にもイマイチだなあ、と思うところなので、少しその言葉に従って、何回かに分けて彼の話を書いてみるとしよう。彼へのコメント等があれば、私の記事に書き込んでいただければ幸いである。後日、私から彼に伝えてやっても良いし、また、私の最近の記事が面白くない、というくらいだから、多分彼もちょこちょこ見ているのだろう。



さて、その彼とはかれこれ、高校1年の夏あたりからの付き合いになる。
親友と言っても良いだろう。


新年明けてすぐ、珍しく彼からこちらにコンタクトしてきた。
何やら落ち込んでいる様子だった。どうしたのか、と尋ねたところ、次のように長々と説明してくれた。
長すぎるので、上述したように、何回かに分けさせてもらう(ブログのネタができたのは幸いだ、笑)。


話は彼の大学時代に遡る。
彼は大学にストレートで入学したのだが、もともと第一志望にしていた大学ではなかったせいか、最初は大学生になれた(受験から解放された)、という感慨以上のものを持たずに大学に行っていたらしい。必然的に、他の学生から少し浮いていたとか。

そんなある日、彼は授業で、聞き覚えのある苗字の同級生に気づいた。その苗字とは、高校の同級生と同じで、彼は正直、その同級生(男)のことが嫌いだったらしい。別に表立って対立していた、というわけではないが、その男との、常に他者を見下した態度が嫌でたまらなかったとか。自分が大学に志望大学に合格したけど、その同級生は落ちた、という夢を見た、というのだから、その嫌悪感たるや相当のものだ(苦笑)。で、その彼と同じ苗字のクラスメイトに、一瞬びっくりしたらしい。が、顔も知らないそのクラスメイト、どうやら高い独特な声を聞いてみると、女性らしい。そして、下の名前は、このクラスには珍しい、一文字の名前だった。



かくて、彼は恋に落ちた。


















え、そんな唐突な?というか、何が「かくて」なの!?

というのが、普通の人の感想であろう。当然の意見だ。


だが、私は彼のことをよく知っているので、それほど驚かなかった。
というのも、彼は昔から、「声」というものにかなりのこだわりを持っていた。加えて、何やら一文字の名前や、珍しい名前が好きだった。そういう条件を当てはめると、ここで彼が恋をするようになった、という話を聞いても、さほど驚かなかった。


ちなみに外見は極めて『ふつう』だったらしい。もし、凄い太った人か、あるいはブサイクな人だったら、流石に好きにはならなかった、と言っていた。

しかし、恋に落ちたものの、その後1年間は、何もなかった。聞けば、授業の時に遠めに観察するくらい(かなり怪しいな)だったらしい。また、一年間、5つも必修の授業で顔を合わせていたにも関わらず、一度もしゃべったことがない、ということだったので、これはもう進展の余地がないだろう。あったら不思議なくらいだ。



最初の転機は、2回生に進級したときに訪れたらしい。

さすがに、



「このままではいかん!」



と思ったとか(そりゃそうだろう。というか、遅いし)。

そう思った彼は、何やら計画を建てたらしい。
それによると、まず2回生の間にクラスの男と仲良くなり、3回生の時にそれを通じて女性陣と仲良くなり、そして4回生で、、、という、超長ったらしい計画らしい。


彼にとって幸いなことには、まず2回生で男性陣と仲良くなる、というのは、すんなりと上手く行ったらしい。というのも、同級生の男の一人が、何故か大学をやめて受験をやり直し、W大学に入ったらしく、一人分席がポッカリと空いたのだ。これを好機と見た彼は性格を若干社交的にし、みんなの輪の中に入っていったとか(それが出来るなら最初からしろよ、と言いたくなる)。


2回生の期間は思った以上に良い期間になったらしい。男性陣と仲良くなったことで情報をより共有出来るように稲荷、女性人ともアクセスしやすくなった、ということもあるらしいが、彼はむしろ、偶然とも言える副産物に重きを置いていた。
というのは、こういうことだ。一部授業は人数の都合でクラスを半分に分けて行われるらしいのだが、彼は出席番号の関係なのか、その彼女と同じグループになったらしい。そして授業の性質上、彼女と会話を交わす機会も増えたらしい。一度、早めに教室に行ってみると、その彼女も何故か早めに来ていて、全然関係ない話題でしゃべったのがとても楽しかったらしい。そのせいで、二匹目のドジョウを狙ってか、その授業の日はいつもより早く家を出ていたとか(ある意味凄いよ。。。)。

彼の表現を借りれば、


「これまではマラソンランナーと、マラソンの沿道で真似をして走る人という関係だったのが、先頭集団をはしるランナーとドベを走るランナーにまで進展した」


らしい。

まあ彼の計画通りと言えるだろう。



が、人間とは面白いものである。ここまではすんなり来たものの、彼は此処から先がどうにも進まない気がしたらしい。そして、春休みに、このまま4年が終わって、自分単なるはone of themのクラスメートとして忘却の彼方に行ってしまう存在なのではないか、と恐怖したとか。

人を駆り立てる力は色々あるが、この恐怖ほど強烈なものはないだろう。


なんと、恐怖で気がおかしくなったのか、ここまでかなり地味に行動してきた彼が、彼女に直接電話をかけてみる、という暴挙(?、まあやっぱり唐突な気がするね)に出たのだ。


しかし、一体どうやって彼女の連絡先を知り得たのか?
いくら男性陣と仲良くなっていたとはいえ、彼の性格から考えて、彼らに聞いてみたり、ましてや本人に直接聞いてみた、などという可能性は考えられなかった。

その方法を聞いた私は驚愕と苦笑を禁じ得なかった。
ちょっとここに書くのはまずいと思うので、本人の許可が出るまで遠慮しておくが(出ても書かない方が良いような気がするなあ。。。)、ともかく


「そんな裏技がっ!」


と思えるセコイ手だった。
ちなみに、もちろん犯罪ではない。彼はそんな危ない橋を渡る人ではないし、また根本的にかなりの善人である。



これまた結構セコイと思える方法で番号が本物である事を確認した彼は、
しばしの逡巡の末、電話機を手に取った




というところで、次回に続く。
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